96話 ページ46
脹「それは、俺から話そう」
伏黒の肩に手を置き、割って出て来たのは脹相だった。
脹相の話によると扉から目的の場所の間には、呪具や呪物を保管している忌庫があるらしく、そこには脹相の弟達の亡骸も保管されている。脹相の術式の効果で気配は察知出来る為、そのルートで行けば本殿まで行けるかもしれないとの事。
九「GOOD!」
希「それはいいとして、、、コイツは誰だ」
虎「取り敢えず、俺の……兄貴って事で……」
脹「っ!!悠仁ー!!!」
『そうなの!?は、初めまして、いつも悠仁君にお世話になってます!龍ヶ崎Aです』
虎「そんなかしこまらなくていいんだよ!!行こう!」
こうして7人は天元の元に向かった。
九「さぁ本殿は皆この先だよ」
『こ、ここが本殿?』
虎「なんもねぇ」
九「いや、私達を拒絶しているのさ」
辿り着いた本殿は真っ白な空間で何もない。
九「天元は現に干渉しないが六眼を封印された今なら接触が可能だと踏んだが、見通しが甘かった」
伏「…っ」
乙「戻ろうか。津美紀さんには時間がない」
天「帰るのか?」
『!!』
天「初めまして」
全知の術師が7人の前に顕現した。
九「なぜ本殿を閉じた」
天「羂索に君が同調している事を警戒した。私には人の心までわからないのでね」
『羂索?』
天「かつて加茂憲倫、今は夏油傑の肉体に宿っている術師だ」
乙「僕達はその羂索の目的と獄門疆の解き方を聞きに来ました。知っている事を話してもらえませんか?」
7人には時間がない。早速本題に切り込むが、条件を提出された。それは九十九由基、乙骨憂太、脹相この3人のうち2人は残り天元の護衛につく事だった。
九「フェアじゃないなぁ。期間も理由も明かさないのか?」
天「…では羂索について語ろうか」
こうして語られた羂索の目的というのは、日本全土の人々を使った、呪いによる人類の強制進化。
そしてそれを天元は防げないのかどうかは、天元は長く生き進化を遂げた後に呪霊に近い存在になってしまった。よって夏油の呪霊操術の術式対象になっている。夏油を操る羂索に接触されると、羂索のが一瞬でなされてしまう可能性があるのだ。
そのため現在は結界内に閉じこもり、外部からの接触を拒絶し、さらにボディーガードまで求めている状態にある。
『でもそれと死滅回遊は何の為に…』
天「同化前のならしといったところだ」
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作者名:かえさ | 作成日時:2021年1月9日 0時