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やってしまった、と頭を抱えながら廊下を歩いていると
中「もう帰るのか。」
『定時なんで、帰ります。』
中「そうか」
自分が聞いたのに、返事には興味なさそうに私の横を通ろうとした
『あの、』
声に出すことなく、こちらを見ることもなく
でも、立ち止まってくれていることは分かる
『その後、進展はありましたか？……金魚。』
中「いや、特にない。」
『そうですか。』
中「お前は、アメリカで何か見つけたか？」
『いえ』
どうやっても変えられない現実に目を瞑ることもできず、
だからと言って全てを曝け出すこともできず
中「それと、」
中堂さんが振り返って私に問うた
中「木林とは、どういう関係だ。」
『どういう意味ですか？』
中「今日が初対面じゃないだろう。」
『見てたんですか？』
中「質問に答えろ。」
『中堂さんには、関係のないことですよ。』
では、と中堂さんの呼ぶ声に足を止めることなく歩き続けた
・
歩いていると、黒い車が私の少し先に止まった
ガチャっと音を立てて運転席から降りてきたのは、
木「お疲れ様です。Aさん」
『どうもありがとう。木林さん』
お互い白々しく声を掛け合い、胡散臭い笑みを浮かべた
木「例の件ですが、まだ死んではいないようです。」
『そうですか。ありがとうございます。
アメリカからだと、日本での死亡者リストを全て確認しきれないので、助かりました。』
そう言って、茶色い封筒を
『こんなんですいません。』
木「いえいえ、あの方はそのまま渡してくるので。」
『…そっちの件は、進展ありませんか？』
木「はい。中堂さんにもお伝えしていますが、今のところは。」
ではまた、と歩き出そうとしたら
木「どこまでです？送って行きましょうか？」
『近くなので、大丈夫です。』
どっちの件も進展なし
苛立ちを落ち着かせるように、ヒールを鳴らし夜道を歩いた
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和泉(プロフ) - アンナチュラルぜひ完成させてほしいです！ とても面白いです！ (2018年9月20日 23時) (
レス) id: be6e874527 (このIDを非表示/違反報告)
ナホ(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです。現在準備中ですのでしばらくお待ちください。 (2018年3月8日 17時) (レス) id: b14dd5a28e (このIDを非表示/違反報告)
ナホ(プロフ) - みやびさん» コメントありがとうございます。現在準備中ですのでしばらくお待ちください。 (2018年3月8日 17時) (レス) id: b14dd5a28e (このIDを非表示/違反報告)
ナホ(プロフ) - 紗南さん» コメントありがとうございます。現在準備中ですのでしばらくお待ちください。 (2018年3月8日 17時) (レス) id: b14dd5a28e (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - いつも楽しませていただいてます。是非パスワード教えてほしいです。お願いします (2018年3月8日 15時) (レス) id: 3ac1fc78df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナホ | 作成日時：2018年3月5日 23時
