新しい人生 (ページ34)

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帰国ページ34

今日の昼に帰国する。

3日間あっという間だったが、試合でまた好き度が増した気がする。

午前中の1時間は特別に普段の練習風景を間近で見れることになった。

スゴい…言葉に出来ず眺めていた。

私は選手のコートの端で見ていた為コーチと思われる人に声を掛けられた

ーーここからはイタリア語だと思って下さいー

コ「貴方は祐希の彼女？」

『えっ？祐希ー！』

言葉が分からず祐希を呼ぶ

石「コーチ。この人は僕の彼女です。」

コ「素敵な彼女だね。」

『ありがとうございます。』

コ「祐希をよろしく頼むよ。」

『はい。分かりました。』

祐希に通訳してもらいながら話すことが出来た

気付いたら帰国時間が迫り、選手とコーチに見送られながら祐希と空港に向かった。

そして、荷物検査も終わり飛行機に乗る時

『じゃあまたね。3月まで待ってるから。』

石「うん。気を付けて。行ってらっしゃい。」

『行ってきます。チュッw』

石「何？w」

『たまに私の方からキスしてみたw』

石「びっくりしたw」

『じゃあね。』

行こうとすると、祐希が私の手を引いてハグ。

石「じゃあね。」

『うん。』

こうして、大好きな祐希に見送られイタリアを後にし、日本とイタリアの遠距離がまた始まった。