story489〜発熱、喘息* ページ5
あなたside
心「ママ、ただいま……疲れたぁっ…」
「おかえり、心陽^^
楽しかった？」
心「うん…まあまあ楽しかった(笑)」
入学して約二週間。
一番最初の行事である
一泊二日の宿泊研修から帰ってきた。
こんな早くに宿泊研修？なんて
びっくりしたんだけど、
クラスの仲、学年全体の仲を深める
目的みたいで…。
とりあえず席が近い子たちと友達になって
お弁当を一緒に食べたり
授業の間の休み時間にしゃべったり
してるみたいだったけど、
宿泊研修に行く日の朝
すごく不安そうな顔で出て行ったから
心配してたんだ。
だけど帰ってきた心陽は
思ってたよりもいい顔をしていて…
宿泊研修での出来事も
楽しそうに話してくれて、
無事に過ごしてくれたことにホッとした。
「疲れたから部屋で寝てくる」と言って
自分の部屋に行った心陽は、
ご飯の時間になっても出て来ない。
ﾄﾝﾄﾝ
「心陽〜入るよ？」ｶﾞﾁｬ
さすがにそろそろ起こさないと…
って思って部屋に行くと、
まだベッドに横になっていて
声を掛けても何も反応がない。
「心陽、ご飯だよ？
そろそろ起きて？」
心「んっ……ママ…(涙)」
「…あれ？ちょっとごめんね？」
心「んん……(涙)」
涙目だし、
ほっぺたもピンク色に火照ってるし…
おでこに手をあててみたら
やっぱり少し熱いように感じる。
「お熱出ちゃったかな…具合悪い？」
心「ん……だるい……(涙)」
「そっか…
体温計持ってくるからちょっと待ってて。」
心「ママっ…
パパと隆くんには言わないで…？(涙)」
「…そういう訳にはいかないよ(笑)」
心陽の気持ちは分かるけど…
でも今言わなくても、きっとすぐバレる。
隆「心陽ちゃん、起きた？」
「隆くん…心陽、お熱出ちゃったみたい…」
隆「ありゃ…疲れが出てきてもうたかなぁ。
あ、体温計？僕持ってくよ。」
「パパと隆くんには
言わないでって言われて…」
心陽は確実に私の遺伝で、
診察とか注射とか…
大きくなってからも大嫌いなまま。
特に中学生くらいから
パパや隆くんに診察されるのが
”恥ずかしい”っていう気持ちも入ってきて…
私も同じだから心陽の気持ちが分かるけど、
こんなのが家に二人もいる
隆くんと章ちゃんは本当に大変だとも思う。
隆「ほなちょっくら
嫌われに行ってきますか！(笑)」
…ごめんね、隆くん。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - りのさん» お読みいただきありがとうございました！そう言っていただけて嬉しいですー(><)！これからもお付き合いよろしくお願いします！ (2021年3月1日 20時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - nさん» お読みいただきありがとうございました！他の方にも何度かお返事してるんですが、今の所心陽ちゃんの他に子供を増やす予定はありません…。もし書くとしたらこのお話を閉じる時…一番最後かなぁと思ってます(._.)申し訳ありません…。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まっしゅさん» まっしゅさんいつもお読みいただきありがとうございます！高校生編、手探りでの更新でしたが、楽しんでいただけたようで安心しました(><)これからもぜひよろしくお願い致します(^^)！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - もう！読んでて最高でした！！続きも楽しみです！ (2021年3月1日 2時) (レス) id: 05415d43eb (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - 高校生の心陽ちゃんも可愛かったです！幼稚園児になってからでも、いつでもどのタイミングでも構わないのですが、心陽ちゃんに妹・弟が出来て嫉妬(?)赤ちゃん返りしちゃう心陽ちゃんがいたら可愛いなあと思ってます。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2021年2月28日 2時) (レス) id: aceea15e76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年1月11日 21時
