story512 ページ28
忠義side
実はヤスから話は聞いててん。
そのうちAか心陽ちゃんから
連絡いくかも、って。
忠「もしもし、心陽ちゃん？」
心『たっちょん…(涙)』
電話越しの声からも
心陽ちゃんの不安が滲み出てる。
忠「頑張って連絡くれてありがとうね。」
心『っ…たっちょん……あのっ…(涙)』
忠「ええよ、大丈夫。
ママからだいたい話は聞いたから。
…もし、俺に気を遣ってるんやったら
それは全然気にしなくてええからね。
俺に診られるのは嫌なやって思うのも
仕方ないと思うし。
女の先生にお願いしたいんやったら
それはそれで先生紹介するからね。」
心『…っ、…(涙)』
忠「…ただ、俺の気持ちとしては
やっぱり俺が診てあげたいって思う。
心陽ちゃんも、Aちゃんも
俺にとって大切な子やからさ。」
心『…っ…たっちょん…(涙)』
忠「とりあえず
女の先生のところ受診してみて、
あかんかったらまた俺のとこ
来てくれてもええし。
でも…そこで心陽ちゃんが
怖い思いしたり、傷付いたりする
可能性もゼロではないからさ…
それだけは避けたい、って思うねん。」
最優先しなきゃいけないのは
心陽ちゃん本人の気持ち。
けど本音を言うと
最初から俺のとこに来てほしい。
俺のとこに来たって
当然怖がらせてまうやろし、
痛い思いもさせてまうかもしれへん。
でも知らん場所で
心陽ちゃんが傷付くのだけは絶対に嫌や。
心『ｸﾞｽｯ…やっぱり、知らない先生やだ…っ…
たっちょんがいい…(涙)』
忠「心陽ちゃん…」
俺の気持ちが通じたんか、そう言ってくれた。
忠「…大丈夫やで。
心陽ちゃんが嫌やなって思うこと
無理矢理やったりせーへんから。
まずは一回ママと一緒に来てみて？
最初はお話するだけでもええしさ。」
心『ｸﾞｽｯ…うん…(泣)』
忠「泣かんでも大丈夫っ
いきなり怖いことしたりせーへんから。
ママと一緒に遊びに来てよ。ね？」
心『うん……(涙)』
忠「よしっ、そしたらママと代われる？」
心『ん……ママ…(涙)』
『…はーい、代わりました。』
その後Aちゃんと話して
心陽ちゃんの受診の予定を立てた。
ヤスやマルは付き添わず
Aちゃんと心陽ちゃんだけで来るって。
忠「ほな…待ってるからね。」
『うん……ありがと、たっちょん先生。』
来るまでが一番怖いと思うけど…
頑張れ、心陽ちゃん。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - りのさん» お読みいただきありがとうございました！そう言っていただけて嬉しいですー(><)！これからもお付き合いよろしくお願いします！ (2021年3月1日 20時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - nさん» お読みいただきありがとうございました！他の方にも何度かお返事してるんですが、今の所心陽ちゃんの他に子供を増やす予定はありません…。もし書くとしたらこのお話を閉じる時…一番最後かなぁと思ってます(._.)申し訳ありません…。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まっしゅさん» まっしゅさんいつもお読みいただきありがとうございます！高校生編、手探りでの更新でしたが、楽しんでいただけたようで安心しました(><)これからもぜひよろしくお願い致します(^^)！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - もう！読んでて最高でした！！続きも楽しみです！ (2021年3月1日 2時) (レス) id: 05415d43eb (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - 高校生の心陽ちゃんも可愛かったです！幼稚園児になってからでも、いつでもどのタイミングでも構わないのですが、心陽ちゃんに妹・弟が出来て嫉妬(?)赤ちゃん返りしちゃう心陽ちゃんがいたら可愛いなあと思ってます。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2021年2月28日 2時) (レス) id: aceea15e76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年1月11日 21時
