story476 ページ40
章大side
マルとゆったり温泉を満喫。
章「そろそろ出よかぁ。」
隆「せやね。のぼせてきたわ(笑)」
Aたちはまだ楽しんでるかなぁ、
なんて思いながら脱衣所に向かう途中やった。
◇『想太！走るんじゃない！』
どこからかそんな声が聞こえたかと思うたら
隆「あっ！危ない！！」
ゴンッ
おれらの真横を走って通り過ぎてった
小学生くらいの男の子が、
目の前で滑って転んだ。
『……うえぇぇぇんっ！！(泣)』
数秒の沈黙があったあと、
男の子の泣き声が響き渡る。
隆「大丈夫？！」
『うわぁぁぁん!!いたいーっ!!(泣)』
隆「頭打ってたよな？」
章「打ってたな。」
◇『だから走るなって言っただろ…
想太、泣くな。起きろ。』
隆「ちょっ、動かしたらあきません！」
少し遅れてやってきた想太くんのお父さんは
想太くんの腕を引っ張って起こそうとする。
隆「僕たち、医者です。
想太くんは床に頭打ってますので
安静が必要です。」
章「マルっ…！」
◇『想太？！』
想太くんの頭の下からじわっと
少量の赤い血が床に流れる。
それを見てお父さんも
事の重大さを理解したみたいや。
隆「章ちゃん、スマホ持ってきてたっけ？」
章「ロッカーに入ってる！」
隆「救急車呼んでもろてええ？
お父さん、旅館の人に事情伝えて
清潔なタオルかガーゼ
貰ってきてもらえますか？
あと想太くんの身体を包めるバスタオルも。」
章「おん！」
◇『わ、分かりましたっ…』
マルは冷静に、想太くんの脈を測りながら
適切に指示を伝えとる。
こういうとこ、ほんまさすがやと思うわ。
脱衣場で消防に電話をかけながら、
大浴場の外に出ても大丈夫なように
とりあえず下着をつけて浴衣を羽織る。
何かあったときにまたすぐ連絡できるよう
スマホを持ったまま戻ると、
隆「想太くん、僕の声聞こえるかな？
聞こえたらおてて握って？
…そう。大丈夫やね^^」
泣き声も小さくなり、
さっきよりも少し落ち着いた様子や。
◇『タオル持ってきました！』
隆「ありがとうございます。
想太くん、頭の下にタオル入れるよ？
ちょっと傷圧迫されて痛いかもやけど
我慢してなぁっ…」
『ぐすっ…いたいっ…(泣)』
隆「痛いなぁ、ごめんなぁ…」
頭と床の間に厚めにタオルを挟むことで
血液を吸収してくれるし圧迫止血もできる。
おれは裸のままの想太くんの身体に
そっとバスタオルをかけた。
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るん - ご返信ありがとうございます。そうだったんですね！ご無理を言ってしまい申し訳ございません。もし話数が余ったらで全然大丈夫です！ (2021年1月4日 0時) (
レス) id: 748426b65b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - るんさん» コメントありがとうございます！申し訳ありませんが、心陽ちゃん高校生編へのリクエストはだいぶ前に締め切らせていただいてるんです…。今お話を作っている最中で、もし話数が余ったら書かせていただく、という感じになってしまいますがよろしいでしょうか…？(><) (2021年1月3日 16時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まっしゅさん» まっしゅさん明けましておめでとうございます！お優しいコメントありがとうございます(;_;)今年もささやかな癒やしをお届けできるように更新続けたいと思ってますので、これからもお付き合いいただけたら嬉しいです。今年もよろしくお願いします！！ (2021年1月3日 16時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
るん - いつも楽しく読ませてもらってます！リクエストなのですが、高校生になった妹ちゃんが恥ずかしさで便秘を隠してしまうが見つかり、浣腸をかけられ、一回目は我慢できずに2回目をやることになってしまうようなエピソードがみたいです。これからも応援しています！ (2021年1月3日 10時) (レス) id: 748426b65b (このIDを非表示/違反報告)
まっしゅ - ゆず丸さん、明けましておめでとうございます。コロナで大変な中、楽しいお話をいつもありがとうございます。昨年もほのぼのファミリーのお話で締めくくっていただき癒しの時間をいただきました。今年も無理のない範囲で続けてくださることを期待しています。 (2021年1月2日 0時) (レス) id: 456a7e652a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2020年11月11日 21時
