【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ７【愛され】

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さっぱりとシャワーを浴びた三人は、だるんとしたロングTシャツと緩いステテコのようなものを着てスーパーまで向かった。


元々寝巻きはそんなにこだわらないタイプのA。

同じものを幾つか買っておいて、洗濯の時に2着目、予備に3着目…と選ぶのが面倒なのでストックしてしまう。

その2着目3着目が生かされる時が来たらしい。

今現在、三人は同じステテコを履いている。


傍から見ると、仲のいい兄弟みたいなのだ。

でも、｢大体青空ズボラすぎじゃん。｣｢飯食わせねぇぞ。｣｢なんでもねーでーす。｣という会話をしている所を見ると、カップルのようにも見える。

ちょっと変わった関係性の三人。
居心地のいい、三人。

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近場のスーパーは、歩いて4.5分圏内にある。

ウィーンと自動ドアを抜けると、冷たい冷房がぶわっとかかってきて思わず震えた。



｢上村にんにくとエリンギ。あーあとフルーツ系も美味しそうなの選んで持ってきて。｣

上｢エリンギって何に使うの？｣

｢今日の料理には使わないよ。フツーに買い物用。｣

上｢成程。｣

堀｢俺は何持ってくればいい？｣

｢じゃあ堀江肉。うまそうなの。｣

｢｢おいしそう｣｣

｢…おいしそうなの。
私つまみと酒選んでくるから。｣

｢｢お酒｣｣

｢……お酒。｣



一緒にいてたしかに心地はいいのだが、本当にこの二人、Aの言葉にうるさい。


ついつい気を許してしまっていると、ポロッと出てしまうこの言葉遣い。

二人のおかげで随分と丁寧な言葉に直されたものだ。

｢肉はお肉｣｢酒はお酒｣は勿論、
｢うるせぇはうるさい｣｢やめろはやめて｣等の言葉も多少は直された。

昔に比べたらだいぶ良くなった方なのである。


中学高校の時は、それこそ｢うるせぇ炙っぞ。｣｢その汚ぇ口閉じろ阿呆｣という具合にとんでもなく口が悪かったA。

ちゃんと時と場所と場合はわきまえていたものの、酷いものは酷い。









｢…んじゃ物持って来れたらここ集合、じゃーな。｣


｢｢じゃーね。｣｣


｢っ…じゃぁね！！！！｣




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