・痛々しい ページ6
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談話室で硝子と傑とジュース飲みながら、Aの帰りを待っていた。
「A遅くね?」
「…でたよ心配性か。」
流石に遅い。もう時計は夜の9時を指していた。
気になって電話すると「もう高専着いた」と切られた。
『…ただいま。』
「おかえ…ってどうしたんだよ!オイ!」
ボロボロになったA。
全体的にボロボロの泥だらけ。履いていた靴もタイツも無くなって素足だった。
「どけ五条。A見せて、どこが痛い?」
『硝子……うぅ、』
「泣いてたらわかんないよ、ほら座って。」
よく見ると足首の色は青黒くなっていて、膝は血が出ていたのか傷口が痛々しかった。
『…ぶっ飛ばされた。靴は両方食べられたし、怪我したし血で汚れたしタイツは捨ててきた。
車の中で応急処置で止血してもらったの。』
「痛かったね、もう大丈夫だよ。すぐ治るからね。」
報告にはなかった1級の呪霊もいたと話す。
準1級のA。祓えない事はないが少ししんどかったと。
…っていうか靴食うとかどんな呪霊だよ。
『硝子ありがとう、痛くなくなった。』
「よかった。まだ痛むようなら言うんだよ。」
歩けると言うAを抱えて部屋へ戻った。
泥だらけのAに風呂行くように促して、上がってきたらいっぱい甘やかしてやろうと決めた。
髪の毛も乾かしてあげて、何度も頭を撫でた。
「一緒に寝てやるから泣くなら泣けよ。辛かったんだろ。」
『痛くなくなったから泣かない。でも一緒に寝る。』
腕の中でスヤスヤ眠るAを抱きしめて眠りについた。
頬にできたかすり傷に触れるとピクリと眉を下げた。
……よく頑張ったな。Aは偉い!
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ほわ - こういうのが見たかったんですよ! (2022年4月6日 8時) (レス) @page11 id: cda43d2229 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - とっても幸せな世界観でした♡♡ (2022年2月15日 11時) (レス) @page34 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» ありがとうございます(^O^)もっとキュンキュンしてもらえるように頑張って書き進めていきたいと思います! (2021年9月28日 20時) (レス) id: 1b6f6e5afa (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - キュンキュンします。ごじょるの好感度MAXです。 (2021年9月27日 13時) (レス) @page30 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - GUMIさん» ありがとうございます! (2021年9月22日 13時) (レス) id: 059a3ecc89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年9月5日 9時