可愛すぎる彼女の話をしたい【五条悟】

・照れたら負け ページ5

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『悟、ゲームしよ。』

「なんの？マ○オ？」




授業と授業の合間、10分の休憩時間にAがそう言ってきた。




『好きって言って照れたら負けのゲーム。硝子と傑がわたしに賭けてくれるから負けられないの。』

「じゃあ俺が勝ったら3人でなんか奢れよ。」

『ふふ、いいよ。負けないから。』




そう言って謎のゲームが開催された。

ゲームとなりゃ俺は負けねーぜ。




「A頼んだぞ。負けんなよ。」

『大丈夫、任せて！』




随分と自信満々のA。

ふーっと息を吐いて俺のサングラスを外して、目を見た。




『…悟、好きだよ。』




直射日光ぐらいAが眩しい。
こんな眩しかったっけ、これからサングラス必須だな。


ここで負ける最強様じゃない。照れなかった。次は俺の番。



Aの頬に手を添えて、顔を近づけるために距離を詰めた。




「A、好きだ。」

『…さ、とる、』

「…俺の勝ち。お前ら残念だったな、なんか奢れよ。」




うっ……可愛すぎて心臓が痛い…！


視線を逸らしてみるみる赤くなるA。勝ちを確信した。

硝子と傑の方を見ると2人とも呆然と立っていた。硝子はタバコ落としてるし。




「どうしたんだよタバコ落ちてんぞ。」

「…Aが照れた、五条もう一回やれ。動画撮り損ねた。」

「…はぁ？そう言われたら無理。Aの表情も俺のモンだから。」




二度と俺以外の前で照れさせてやんねーから。

可愛すぎて心臓痛いし俺も見れないけど。




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