たんぺーんしゅー

顔につけた仮面(うらたぬき となりの坂田)(リク) ページ27

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俺はいつも仮面を顔につけている。

顔に傷がある、と言うのもあるが俺たち一族は自分の使える主に顔を見せてはならないのだ

だから今日も仮面をつける。


「なー、さかたぁ」

『んー？』


この国の王の息子、うらたさん。

一言で表すならお兄さん。

けど小さい。本人は気にしているみたいやけどな


「いつ仮面外してくれんの」

『...一生ないと思いますよ。』

「敬語。」

『あっ...。ごめん、なかなか抜けやんくって...』

「...はやく俺とタメで話せるようになれよ。」


ニコリと笑ううらたさん。

あぁ、よかった

この仮面の下の俺の顔を見られなくて。

多分、顔真っ赤だから


「...俺はトイレいってくるわ。」

『あ、いってらっしゃーい。』


トイレに行ったうらさん見届ける。

そして仮面を外す。少し息しにくいんよなぁ...。

なんて思っていると急に窓ガラスが割れ、煙玉を投げられる。気配は2人

多分うらたさんの誘拐が目的。


『がｯ!!』


腹を蹴られ意識が朦朧とする


あぁ、うらたさんに自分守れてねぇじゃねぇかって...怒られるな...


俺はそのまま意識を失った。

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