探検隊 ページ8
宿に着いたAは腰の刀を外しベッドに倒れ込むと、
はぁぁっと長いため息をついた
「こういうのが隙だらけって言うんだろうな…スモーカーさんに言われたばっかなのに」
さっきゾロに噛まれた所は少しまだズキズキしている
いくら自分は強いと思ってもやはり男と女じゃ力の差があるのか。このままどうにかされるのかと身構えたがあっさり離れて、また明日なと頭を撫で帰っていった
「完全に遊ばれてる…くそぉ…」
自分の未熟さにまたため息をついてのそのそとシャワーに向かい、その日はもう眠りについた
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次の日
身支度を終え宿を出て、待ち合わせ場所にした遺跡へ向かった
島の中心にある王国跡地の遺跡
そこから東にある山の中にもいくつか遺跡があり数々の歴史が記されているという
「おーーい！Aー！」
「おはよーう」
「おっはようAちゃーん♡はゥッ！今日も一段と美しい！！朝から一緒に居れるなんて俺は天にも登りそうだよォ！」
「そのまま登って帰ってくんな」
「アァン！？」
「もぉ…朝からアンタたちは…」
「うふふ。それじゃあ行きましょうか」
「日常なの？これ」
「あァ…バカなだけだから放っといていいぜ」
「オレ、早くバカに効く薬作るヨ」
わいわいと賑やかな一味にAはくすっと笑い、後ろを着いて行った
王国の跡地は城のようなものが崩れてはいるがほとんど残っている状態だった
200年前の物だというが、当時の風景が浮かぶようだ
一味はバラバラになり各々遺跡内を探検していった
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そしてある程度回り終えたAは、崩れた瓦礫に座り見たものをまとめていた
「ホグミー島は同じ王族が移住した島だったんだ…この石碑、昔見た覚えがある…。」
「A、探していたものは見つかったかしら？」
「うん…でも少し検討違いだったみたい。関わりはあったんだけど、本当に知りたいことは無かった」
「おーーい！こっち来てみろよー！なんか降りれるようになったー！」
それは東側にある山の中の遺跡で、さっき通った時には無かった階段ができていた
「何したの？！」
「いやー、ウソップと遊んでたらついぶつかっちまってよォ。壊れたと思ったら下に階段が出てきたんだ！」
「あらぁ！お手柄じゃないルフィ！もしかしたら眠るお宝がザックザク！さぁ先に行きなさい、あんた達！」
「イヤ、お前が先行けよ！！」
ルフィとロビンを先頭に、階段を降りていった
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月16日 15時
