いつかまた ページ11
「そんな話…聞いたことない…」
「えぇ、あまり知られている話ではないわ。そもそもその一族はあまり表に出ない一族だったようだから、知っている者も少ないはずよ。…それをどうして今？」
「ぇ…あ、いや。前に聞いたのを思い出して、なんなのかなって気になっただけ…」
「…海兵さんならそういう噂ぐらいは耳に入る事もあるわね」
「そうそう…あ、皆行っちゃったし戻ろう。引き止めてごめんね」
先に戻っていくAの背中にロビンは何かを感じていた
-----
外に出ると景色のいい丘にシートを引いてピクニック気分のみんなが居た
「おせェぞー！ロビン！A！メシにしよう！」
「うわっ、すごいご馳走！」
「Aちゅわんもいっぱい食べてねェん♡デザートもあるよぉん♡」
「サンジおれもデザート！！」
「先メシ食ってからだ！！」
ルフィとウソップがご飯の取り合いをして、ゾロの食べようとしたお肉をまたルフィが手を伸ばして取る
ガツガツ食べて喉に詰まらせるチョッパー
皆に料理を配りながら女性陣にメロリンなサンジ
ナミやロビンは優雅に皆に笑いながら食べている
改めてこの麦わらの一味を眺めてみると、本当に海賊なのかと疑いたくなるほど愉快で、仲間の絆を感じる
ルフィはいい仲間を持ったなと嬉しくなった
「A！食わねェのか？」
「食べる食べる」
「お口に合わなかったかい？」
「ううん、凄いおいしいよ！ただルフィが楽しそうでなによりだなって」
「おゥ！毎日楽しいぞ！そうだおれたち空島に行ったんだ！！そんで黄金の鐘があってよォ！…」
楽しそうに、してきた冒険を聞かせてくれるルフィと仲間達
今は、全て忘れて楽しもうと皆の話に耳を傾けた
-----
「えェー！？もう行っちまうのかァ！？まだ宴してねェぞ！！」
「一応海兵だからねぇ、あんまりサボってられないの」
「イヤ、サボってたのかよ」
「ぅう…！！Aぢゃんどもっどラブラブメロリンじだがっだのに"っ！！」
「お前じゃ無理だろ」
「あ"ぁん？！てめェこそ相手になんねェよマリモヘッド！！」
「どうだろうなァ？」
「だーからやめなさいっての！はぁ。…まっ、いつもこんな感じだから、また遊びに来なさい！」
「次はもっと面白い話聞かせてやるからナッ」
「また聞きたいことがあれば頼って？」
「んふふ、ありがとう！じゃ、皆、ルフィをよろしくね」
この旅の先に待つ運命が、今幕を開けようとしていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月16日 15時
