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涼介.
『……じゃあ、おやすみなさい！送ってくれてありがとう、涼介』
涼「俺は何もしてないよ。本当に気を付けてね」
「管理人の方にも頼んではいますが、戸締まりの方気を付けてくださいね」
『はい！……ありがとうございます、それじゃあ』
帽子を深く被って、俺とマネージャーさんを交互に見つめてから歩き出したAちゃん。
だんだん遠くなる後ろ姿は小さくて、どこか頼りなく見えた。何というか……追いかけたくなってしまうような、そんな背中。俺たちに「助けて」とは言わない強いところが、今はとてもいじらしく感じる。
「……大丈夫、ですかね」
涼「うん……ギリギリまで見てても良いですか？」
「それはもちろん。私もいますから」
「ありがとうございます」と言えば、マネージャーさんは小さく笑った。彼女もずっと気を張っていて、Aちゃんを守ろうと必死なんだ。一番近い距離にいて、見守っていてくれたから……
俺がAちゃんを部屋まで送れたら良いのに。残念ながら今の俺にそんな権利はないし、今後そうなれるかどうかも分からない。無念としか言えないけど、
「……Aさん、止まってませんか？」
涼「え……あ、ほんとだ」
「引き止められてるんじゃ……」
涼「やっぱりまだ人が、」
マネージャーさんの表情が、だんだん険しいものに変わっていく。
行き過ぎた出待ち行為は、当人を深く傷付けて疲弊させる。Aちゃんが日に日にやつれていくのは、そばで見ていれば誰だって分かっていることで。このままじゃ今後の活動にも影響を与えかねない。
涼「……俺、行ってきてもいいですか」
「え……山田さんに行かせるわけにはいきません。私が、」
涼「マネージャーさんが近付くのも危険です」
「こういうのは男が行くべきだから」
それらしいことを言えば、彼女も納得してくれた。確かに何があるか分からない現場に、女性を行かせるわけにはいかない。たとえマネージャーとして、という責任感があっても。
でもどれも建前で、俺の手でAちゃんを守りたい、それが本音だった。
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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして！コメントありがとうございます（＾_＾）どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…！私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです（ ; ; ）（笑）今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年8月17日 0時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして！昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました！メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です！！^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております！笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)
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