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*
「なんだ、その目は？何をしているのかと聞いている！」
「……友達と一緒に帰ることの、何が悪いの？」
「友達だと？ふざけるな。お前の目は節穴か！？そいつはお前が最も憎み、叩き潰さなければならない相手だろう！」
父親は顔を真っ赤にして、怒鳴り続けた。
友達を選ぶ権利すら、私にはないのか。
悔しくて、ぎりりと唇を噛み締める。
豪炎寺くんは何が起きているのか分からず、とても困惑している様子だった。
「如月、これは一体どういうことなんだ？」
私と父親の問題に付き合わせてしまって、彼には本当に申し訳無いと思う。だが、詳しく説明している暇はない。
「変なことに巻き込んじゃって、ごめん。……お父さんはね、何でも1番にならないと気が済まないの。」
もう一度、父親としっかりと対峙する。息を深く吸い込んで、叫んだ。
「もう良い加減にしてよ、お父さん！どうして、私を見てくれないの？私は精一杯、努力してる！！結果にこだわって、何も見えなくなってるのは、お父さんの方じゃない！」
「結果が伴わない努力など、無意味だ！……誰かの下で居続けなければならない存在など、何の価値もない！！」
ダメだ、全然届いてない＿＿＿＿＿＿＿＿
へこたれそうになる心を奮い立たせ、歯を食いしばる。
絶対に、絶対に諦めるもんか。
その時だった。
後ろでヒュッと音がしたと思うと、炎の渦をまとった豪炎寺くんが、宙に浮くのが見えた。
＿＿＿＿＿＿＿ファイアトルネードだ。
そう思った次の瞬間、父親の顔面の横すれすれを、サッカーボールが閃光のような速さで通過した。
彼の瞳は、静かな怒りで満ちていた。
父親は唐突なシュートに驚き、口をぽかんと空けてしばらく棒立ちになっていたが、我に返ると、物凄い形相で豪炎寺くんに掴みかかった。
「ッ貴様ァ！！どういうつもりだ！？」
豪炎寺くんは父親の剣幕に物怖じすることなく、淡々と答える。
「如月……いや、Aに、謝ってください。子どもの存在を否定するなんて……あんたは、父親失格だ。」
彼の目に迷いは無かった。さっきの私と父親のやり取りを見て、全てを察した様だった。
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チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» 私も杳覇さんが大好きです〜〜〜！！（号泣）鬱陶しいなんてとんでもないです！これからも気が向いたら気軽にコメントしちゃってください！続編の方でもどうぞよろしくお願いします！(*´∀｀*) (2020年5月16日 18時) (
レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 豪炎寺くんが最初っから最後までカッコ良すぎる大好きですこのお話！！！ひえええ次回最終回！？ううっ…楽しみに待ってます(´；ω；`) 短期間で三度目のコメントすみません…！！鬱陶しくなったらいくらでも無視して下さって構いませんので！！チェレステさん大好きd(( (2020年5月14日 20時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» あああ二度もコメントをしてくださりありがとうございます！！とても励みになります(号泣)貴方様のような素敵な読者に楽しでもらえるような執筆を目指してこれからも頑張ります！！どうぞよろしくお願いします！！！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ああああ豪炎寺くんすでに最高っ…！！すみません感情が昂ってしまい思わずコメントしてしまいました……！！続きが凄く楽しみです！！ずっと応援しています！！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» まだ見てくださっている方がいらっしゃったとは…！！！感謝感激です！！ありがとうございます更新頑張ります！！！ (2020年5月9日 10時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェレステ | 作成日時：2018年6月11日 21時
