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*
「如月、おはよう」
「……ああ、豪炎寺くん。おはよう！」
結局、昨日はずっと泣き続けて一睡もできなかった。気分は最悪だが、無理やり笑顔をつくる。
親と揉めて落ち込んでいるんて、彼には________豪炎寺くんだけには、知られたくなかった。
「……何か、あったのか？」
「え？どうして？」
「瞼。腫れているじゃないか」
豪炎寺くんが心配そうに、私の顔を覗き込む。一応冷やして目立たないようにしたつもりなのに、すぐ指摘されてしまうなんて。私は努めて明るく言った。
「昨日、ちょっと眠れなかっただけなの。大丈夫、なんともないよ」
"眠れなかった"のは、本当だ。"ちょっと"ではないけれど。
お願い。もうこれ以上、私を苦しめるのはやめて＿＿＿＿＿＿＿
「……そうか？なら、いいが…」
豪炎寺くんはまだ何か言いたそうにしていたが、それ以上深く追求はしてこなかった。
「豪炎寺！如月！おはよう！」
気まずい雰囲気になりかけた時、丁度円堂くんが教室に入ってきた。ナイスタイミングだ。ほっと胸を撫で下ろす。
「なあなあ、お前らって本当すげーよな！廊下に張り出されてたの見たぞ！！また、1位と2位だもんな！俺なんかひっくり返っても取れない順位だ」
安心したのも束の間、今私が一番触れられたくない話題を持ち出されて、貼り付けていた笑顔が崩れそうになる。
「お前がサッカーにかける情熱を、ほんの少しでいいから勉強にも向けて欲しいんだがな」
「だってさー、勉強するよりサッカーしてた方が楽しいじゃん！」
「まあ、それはそうだな」
「だろ？」
にししっと屈託のない笑顔を見せる円堂くん。それを見て呆れたような視線を送りつつもも、ふっと笑みを浮かべる豪炎寺くん。
「……楽しい、か」
そう思えたら、そう思うことが許されたなら。どんなにか、気持ちが楽になることだろう。
「ん？A、なんか言ったか？」
「ううん、なんでもないよ。さ、もう授業始まっちゃうから、座ろ！」
「そうだな。ちなみに、円堂」
「うん？」
「数学の宿題はやってきたか？」
「……あーーーーーーーー！！！！」
無理だ。今の私には、直視できない。二人は、どうしようもないくらいに、眩しすぎた。
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チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» 私も杳覇さんが大好きです〜〜〜！！（号泣）鬱陶しいなんてとんでもないです！これからも気が向いたら気軽にコメントしちゃってください！続編の方でもどうぞよろしくお願いします！(*´∀｀*) (2020年5月16日 18時) (
レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 豪炎寺くんが最初っから最後までカッコ良すぎる大好きですこのお話！！！ひえええ次回最終回！？ううっ…楽しみに待ってます(´；ω；`) 短期間で三度目のコメントすみません…！！鬱陶しくなったらいくらでも無視して下さって構いませんので！！チェレステさん大好きd(( (2020年5月14日 20時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» あああ二度もコメントをしてくださりありがとうございます！！とても励みになります(号泣)貴方様のような素敵な読者に楽しでもらえるような執筆を目指してこれからも頑張ります！！どうぞよろしくお願いします！！！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ああああ豪炎寺くんすでに最高っ…！！すみません感情が昂ってしまい思わずコメントしてしまいました……！！続きが凄く楽しみです！！ずっと応援しています！！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» まだ見てくださっている方がいらっしゃったとは…！！！感謝感激です！！ありがとうございます更新頑張ります！！！ (2020年5月9日 10時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェレステ | 作成日時：2018年6月11日 21時
