�� ページ3
重岡side.
-7月3日。
相変わらず皆は賑やか。
空はどこまでも青いのに、俺達は同じ毎日を繰り返す。-
桐｢まーた歩きながら日記書いとるのか｣
｢おん｣
桐｢てか、お前ホンマここ好きやな｣
ここは少年院の壁から出とる棒にぶら下がっとるタイヤのブランコ
俺はここが好きで一人でも良く居る
桐｢ここでいつも何しとるん？｣
｢何かここに居ったら落ち着くねん。
ブランコに乗って空見上げとったらさ｣
淳｢空？何で？確かに空は青いし広いけど｣
桐｢…俺らはこんな狭いところに入れられとるねんけどな｣
｢どうせ一緒やねん。ここを出ようが…｣
世界の広さに比べたら、俺達のおる日本は狭いんや
俺やって、外に出たいって気持ちが全く無いわけやない
けど、俺は今は外に出るよりも皆とここにいたい
桐｢そうだとしても、俺はこんなとこ嫌や！早く出たい！
それだけを毎日考えとる｣
｢照史。このブランコ乗ってみ？
これに乗ってるとさ、俺やなくて世界が揺れとる気がするんよ｣
照｢そんなわけないやろ。誰がそんなん信じるんや｣
淳｢変わってほしいなぁ……｣
照｢…信じる奴おるねんな｣
俺はこの少年院は嫌いやない
そりゃ、毎日喧嘩して、怪我したりするけど…
淳太は俺の言うこと信じるし、理解してくれる
照史も、喧嘩っ早いけど、自分の決めた仲間には何だかんだ優しいし
外の世界より、ここに居る方が好きや
淳｢おい！揺れとるぞ照史！｣
桐｢錯覚じゃい｣
淳｢錯覚じy桐｢お前に言うてんねん｣(ﾑｽｯ｣
｢…考え方一つで俺達の世界は変わると思うねん。
俺達の気持ち一つで…この場所も嫌やなくなると思うんよ｣
照｢……やっぱお前は変な奴やなぁ。
何を言おうと腐った現実は変わらんねん｣
淳｢照史？大毅、俺ら先に戻っとるな？｣
｢…おん。また後で｣
照史と淳太が帰った後…
俺は一人で何も考えずにブランコに乗っとった
ｻﾞｯｻﾞｯ
｢？あっ｣
望｢!!お前…｣
俺を見た瞬間、今やってきた小瀧がすぐに来た道を戻ろうとする
｢ちょお待って！｣
望｢…なんやねん｣
｢俺、ここ好きやねん。小瀧も来たってことはそうなんちゃうん？｣
望｢…別に｣
｢……そっか。じゃあ、俺は戻るから、小瀧ここ使ってええよ。
それで…もし良ければ、今度話そうや｣
望｢は!?ちょお！｣
小瀧の返事を聞く前に俺は東房へと戻った
望｢………変な奴｣
-続く-
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メイ@(プロフ) - みさこさん» ありがとうございます!!私も緑色ジャス民です。同担の人に好きって言ってもらえて嬉しいです(*^^*) (2019年11月20日 5時) (
レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 神ちゃん推しです。カッコよすぎ。この小説好きです。 (2019年11月20日 1時) (レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - ユウさん» 返信遅くなりました…(--;)ありがとうございます！投稿遅いですけど、許してくださいm(_ _)m (2019年6月22日 19時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 毎日のように読み返してます。ホントに面白いです。 (2019年6月15日 23時) (レス) id: c0566f4e53 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - ユウさん» ありがとうございますm(_ _)m今はこっちの投稿は後回しになってますが、地道にでも完結まで投稿していきます。 (2019年6月9日 12時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年5月3日 18時
