10. ページ10
·
結局、いつまでも遠慮してたのかな。
俺は後から入ったから。
俺が入ったことで変わってしまった事があるんじゃないかって…。
思わない日はなかった。
いま目の前にあるドラムを叩いてみても、何も楽しくない。
音楽ってこんな楽しくなかったっけ?
もう絶対に、裏切らないって決めたのにな。
1回ファンを裏切ってしまってる身だから、これ以上失望させたくなかった。
俺を変えてくれたDISH//。
俺の人生の軸であったDISH//。
それがなくなったいま、俺の軸は何になる?
俺に何ができる?
大「…ごめんなさい」
ファンの皆に。
メンバーに。
DISH//に。
自分に。
俺の音楽人生に関わってくれた全ての人に。
守れなくてごめんなさい。
これ以上は無理でした。
できませんでした。
どうしても、…未来が見えませんでした。
俺は、DISH//が。音楽が。
大好きです。
だから、大好きなまま。
輝いてる時間のままで、保存させてください。
ドラムを叩く気にもならなくて、1時間も経たないうちに、スタジオを出てカフェへ向かった。
·
58人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時