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昌暉side
マ「昌暉、今日緩んでない?」
昌「すみません…」
マ「色々あったのは分かるけど、ここ稽古場だから」
怒られてるのにどこか上の空で、舞台の稽古の内容もあまり頭に入ってこない。
いつもはDISH//と俳優できちんと分けれてるのに。
今日はどうしても、ちらついてしまって集中できない。
正直、俺は"何でだよ"って思ってる。
DISH//が俺の居場所だった。
あまり自分から友達をつくれない俺は、心から親友と呼べる人をつくれなくて、DISH//だけが心の拠り所だった。
それなのに、その場所がなくなって俺の帰る場所はない。
どれだけ稽古を頑張ったって、戻れる場所がないから
昌「すみません…ちょっとトイレに」
そう言って抜け出した俺は、屋上まで足を進めた。
屋上のドアを開けると、ムカつくくらいの澄んだ青い空が広がっていた。
思わず、そこにあった少し大きめの石を空に向かって投げた。
俺がムカついてるのに、空は関係ない。
俺がムカついてるのは、自分自身だ。
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ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時