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柊生side
メンバーと、来慣れたラーメン屋。
いつも頼むのは同じもので。
…だけど、なんとなく今は気分を変えたくて、ラーメンではなく炒飯を頼んだ。
大「ラーメンじゃないの?」
柊「なんとなく」
俺の返事に、全く気持ちの篭ってない「へー」が返ってきて、帰ってやろうかと思った。
注文をした後、大智は何も聞こうとしなかった。
水を飲んでスマホをいじってるだけで、俺の顔を見ようともしない。
…なんなんだ?
何しにきたんだよ?
頭は悪いくせに、怖いくらいに空気が読める大智だけど今は何がしたいのか分からなかった。
店員「お待たせしましたー」
俺の事を見ようとしない大智を、ジっと観察していると頼んだものが運ばれてきた。
…炒飯って、こんな小さかったんだ。
大「いただきます!」
柊「…いただきます」
帰りに、コンビニでおにぎりかなんか買って帰ろう。
そう決めて食べ進めることにした。
大「足りる?」
柊「ん?」
大「足りるの?それ」
まぁ…バレるとは思った。
いつもは替え玉3杯とか頼んでる俺が炒飯だけとか、さすがに怪しすぎる。
柊「いや…帰りにコンビニでも…」
大「柊生、早く帰ろうとしてるでしょ」
コンビニでも寄って帰るって言おうとした言葉は、大智の鋭い言葉によって遮られた。
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ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時