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匠海side
信号は、ちょうど赤。
走行してる時のうるさい音がなくなって、一気に静まり返る車内。
マ「……ソロデビュー、しない…?」
匠「…え?」
"ソロデビュー"
言ってる意味は、瞬時に理解出来た。
1人で歌ってCDを出して、1人でライブをしたり、1人で歌番組に出演したり。
その事を理解してから3秒後。
匠「しません」
俺はキッパリ断った。
匠「誰が言ってたんですかそれ?宮下さん?」
マ「まぁ…うん。今の匠海にこんなこと言うのもなぁって思ってたけど、ずっと溜めてるわけにもいかなくて…」
匠「だと思った。それ、気にしなくていいです。たぶん宮下さんの冗談だと思います。」
マ「でも冗談言ってるように見えなかったから」
匠「宮下さんが本気でそんなこと言うわけないですよ」
だって宮下さんは。
ずっと俺らのことを見守ってきてくれた宮下さんだからこそ。
絶対にそんなこと言うわけない。
匠「…あの人、俺らがどれだけDISH//を好きか。誰よりも1番分かってるはずだから」
そう、信じたい。
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ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時