僕らが強く。

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昌暉side





ーコンコンコン。





昌「失礼しまー…す」





ドアを開けると、そこにいたのは予想もしない人物だった。





昌「え、なんで？」





宮「まぁ座れよ」





偉そうに指図してくる宮下さん。
宮下さんとは真生さんと同じくらい会ってなかった。
今や偉い人になってるらしくて、なんかムカつく。





言われた通り座ると、なぜか俺の前にスマホを差し出してきた。
誰かとのトーク画面を開いて。





昌「え？」





宮「読んでみろ」





トーク画面の相手は俺のマネージャー。
内容は、俺の仕事態度について。





稽古内容に身が入ってないだとか、雰囲気が暗いだとか、笑顔が下手になっただとか、ありとあらゆるクレームが書いてあった。





ていうかなんで仕事の連絡がこれなんだよ。
いくら現代でもメール使えし。





宮「どうだ？」





「…反省します」





宮「顔が死んでる。理由は分かるけど、他の人達も頑張ってる。昌暉だけ、心の傷が癒えるまで待ってくださいなんて言えないよ？」





昌「…分かってます。すみません」





宮「真生さんも、ずっと心配してた。昌暉本当は、人一倍ネガティブな子だからって。」





宮「……昌暉は、DISH//でいたかったんだよな」





昌「…はい」





宮「俺もDISH//は死ぬまで続けてほしかったよ。でも、決めたのお前らだろ？自分たちで決めたなら、本人がいつまでも落ちてちゃダメだ。」





昌「はい…すみません」


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