俺の学校は腐男子と腐女子が10割を占めている【BL】

十五話 ＊ 吊り橋効果ですか。 ページ18

司「いやぁああああ！！無理！怖いい！Aさっさと倒してええぇぇええ！！！」





『やだあぁぁあ！！無理無理無理無理！！こっちに惹きつけんな！やめろぉ！！』









どうしてこーなったんだ。








…もう一度言おう、どうしてこーなったんだ！！？








俺がパスしようとして、瑠衣にそれはダメって言われて…んで、結局二人でやることになったんだっけか。






秘密の禁断の偽りのカップルでやるってなんのメリットがあるっつーんだよ！？






吊り橋効果っていうやつか！？…いや、そもそも瑠衣は俺たちがカップルだってこと知らねぇし、ありえない。






『…瑠衣。……やっぱ俺、無理だわ。』







瑠衣「は？…あんなに怯えてる姿散々見せといて、今更辞めるとか…言わせねーよ…？」






もうやだこの人。






ドSってなんなの。俺の怯えてる姿を見て何が楽しいんじゃい。







司「ひぃぃぃ！！A、このゾンビよろしくねぇぇええ！？」





『はぁ！？なんでやぁぁあぁ！？』





このカオスな状況は結局、2時間くらい続いて終わりを迎えたとさ。







×××××××××××××××××







『んー…そろそろ、お腹すいてきたなぁ。…カレーでも作るか。』







司「えっ、Aって料理できんの！？」






『いや。カレーと目玉焼きしか作れん。』





司「あ、そなの。」







しょうがないよね、男だもん。






つか、男は別に料理できなくても平気だよな！？ ふつー、そういうのは女子がやるもんだし…






将来男と結婚するわけでもないし…





…あ、やばい。ちゃっかりフラグたててた。今の取り消し。







瑠衣「…俺も、カレー作んの手伝おーか？」






『ん、ありがとー。』







瑠衣はせっせと準備を始めた。






カリスマ度が高すぎる。司だってぽかーんとして見てるぞ。

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