JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

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…


「んっまぁぁいっ♪」

「そ？よかった」

「トリュフもうンまいっ」


ご飯粒を口の端につけてニコニコしてる伊野ちゃん。
ほんと、かわいいぞ、このやろっ！


「ついてるよ」

「んん、取ってぇ？」

「まったくぅ〜」

「えへへ」

「自分で取りなさいよ〜」

なあんて文句を言ってみるが、ほんとは嬉しくてしかたなくて、ついニヤつきそうな顔を我慢して取ってあげたけど…


「ふぅーおなかいっぱぁい。ご馳走さまです」

「相変わらずいい食べっぷりだね」

「えへ。だって、ひかるが作ってくれたし」

「焼いただけじゃん(笑)」

「でも、ひかるが焼いてくれたから余計においしんだもん」


って、首コテンてして見つめてこられたらさぁ。
もう、もう、我慢ならーんん！


「ねぇ、いのちゃん…俺も」

「ん？」

「俺も食べたいなぁ〜」

「ん？なにを？」

「タンをさ」

「え？あ、ごめん！俺が食べちゃったから、もう無くなっちゃった？？どうしよぅぅ」

「あるじゃん」

「へ？」

「ここにさ」

伊野ちゃんの舌を指で摘んで、え？ってびっくりして口を開けてる隙に、キスして伊野ちゃんの舌に吸い付いた。


「んんっはっ！な、なに……」

「んー？言ったじゃん。俺も食べたいって」

「んあっ！！え？おれ、な、の？」

「そー」

そのまんま首筋に舌を這わせてチューーってすれば、可愛い声をあげてくれる。

「あぁぁんんっ！や、ぁ」

「なんで？だめなの？」

「だめ、じゃぁ、ないい、で、もぉ〜」

「わかった。お風呂行こっか」

「抱っこ…」



俺が我慢ならんのと同じように、伊野ちゃんもすぐにその気になってくれたので姫抱っこして風呂場へ急いだ。

ご飯食べ終わったばっかなのに、お風呂で１回。
風呂上がりにベッドに行くまでに１回。

やっとベッドに辿り着いて濃く絡み合って、
甘くて美味しい伊野尾タンを味わった。







湯船の中で後ろから抱きしめながら、肩にあご乗せてまったりしてると、

「ひかる？俺のタンは美味しかった？」
って、ニコニコの可愛い子。

「当たり前じゃん！美味しすぎて困っちゃったよ」

「くふふ。よかった。もう、一人で食べ行ったらダメだかんね」

「うん。俺には最高級の伊野尾タンがあるもんね」

「ねぇ？なんか当たってるよ？」

「あ、いゃ、えーと」

「もーうっしょうがないなぁ〜」

って言いながら振り向く伊野ちゃんと、本日ほんとに最後のえっ ちに突入いたしました。

若いなぁ、俺らって(笑)



終

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