かまってください亮介先輩【ダイヤのＡ】

▼かまって＿21 亮介side ページ22

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「亮介く〜んお昼一緒に食べようよ〜」





先週屋上でいろいろあった甘ったるい同級生の声。



月曜日そうそう迷惑なんだけど…



しかも香水の匂い強いし近寄らないでほしいな。



Aの方が君より何倍も可愛いし飾らない。



まあその飾らないそのままのAが俺は好きなんだけど。



ってまた俺Aのこと考えてる。



ポケットのなかにあるAにあげたネックレスを握りしめる。





亮「ごめん、俺今そういう気分じゃないから」





あえて冷たく言う。



けど効果はない。





「そんなこと言わずにさぁ。キスした仲じゃんか？」





亮「キスした仲？君が勝手にしてきたんじゃん」





そう。



先週俺はこの同級生に呼び出されて屋上に向かった。



前から "付き合って" なんて告白されていた。



屋上に来てそうそう、





「亮介くんのこと諦めるから最後にキスしよ？」





なんて言ってきて断った俺を無視してキスしてきた。





「でも亮介くん彼女いないんでしょぉ？いいじゃんいいじゃん」





"もう付き合っちゃおうよぉ"



なんて腕を絡めてくる。



ああ。確か部活終わったあとそんなこと言ったな。



でも…





亮「彼女はいないって言ったけど好きな人はいないなんて言ってないよね？」









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