かまってください亮介先輩【ダイヤのＡ】

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家に帰って脱力感でベッドに倒れこむ。





「今日はいろんなことあったな…」





亮介先輩に別れを告げて、それから洋一くんに告白されて。



そういえば、別れたら過去の思い出は全部捨てた方がいいってなんかで見た気がする…。





「これも捨てた方がいいのかな……」





去年の私の誕生日に亮介先輩からもらったマグカップとブレスレット。



この２つは今でも大切に飾ってある。



そういえば、来週私の誕生日じゃんか。



これもらってから、もう一年経ったな。





.一年前





亮「A、これ誕生日プレゼント」





部活が終わった直後に渡されたピンクの小包。





「いいんですか？嬉しいです！ありがとうございます！」





好きな人からのプレゼント。



わくわくしながら家に帰って開けてみた。



中身は、パステルカラーのピンクのマグカップの中にたくさんのチョコレート。





「可愛い！」





中身のチョコレートを出すと





「ん？まだなんかある？」





底には小さな箱。



パカッて開くと、銀色の細い鎖に小さく輝いてるストーンがちりばめられてる綺麗なもの。



前にちょっと会話でもらしたブレスレットの話。



覚えててくれたんだね。



そしてそのマグカップの底にはなにやら筆記体の文字。





「読めない……」





なのでお姉ちゃんに訳してもらった。



その意味は……









"僕の愛はずっと君のもの"









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