奇襲作戦 ページ37
まあ、河島先輩の言っていることは間違いではない。マチルダの最大装甲は７５�舒幣紂�三突かうちのT-44-100じゃないと遠距離からの攻撃は難しい。しかも丸みを帯びた装甲だから弾きやすいですし。その間に河嶋先輩は話を続ける。
河嶋「そこで一両が囮になってこちらの有利となるキルゾーンに敵を引きずり込み、高低差を利用して残りがこれを叩く！」
その言葉にみんなは頷いたり、勝利を確信した顔になる。悪くはない作戦です。悪くはないのですが、ここで一つ問題があるのです。みほもそれがわかっているのか不安そうな顔をしていた。
杏「西住ちゃん。椿ちゃんどうかした〜？」
と、角谷さんは私とみほに気付いたのかそう訊く。みほは遠慮して言うが
杏「いいから言ってみ〜」
と、優しく促す。するとみほは静かにこう言った
みほ「………聖グロリアーナは当然こちらが囮を仕掛けてくることは想定すると思います。裏をかかれ逆包囲される可能性があるので……」
「あ〜確かに！」
と、みほの言葉にみんなが納得する。すると
河嶋「うるさい！私の作戦に口を挟むな！そんなに言うならお前が隊長をやれ！「河嶋！」Σ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ」
お兄ちゃんがキレた。
直哉「先輩が言うのは分かります。だがそれだと後で後悔します。俺なりにやらせて貰うぞ。」
私を見てお兄ちゃんが言った。成る程。そう言う事ね。
杏「椿ちゃんどうしたの？」
椿「河嶋先輩の作戦は採用しますがそこに我々月詠一族に伝わる奇襲戦法………いや強襲戦法を採り入れてみたらどうでしょうか？」
河嶋「悪くないな。直哉。作戦会議総括はお前に任せる。」
直哉「ではこれより、白銀の狩狼戦法を伝える。まずは、俺のヒルドルブがスモークを炊き誘き出す。次に隊長であるみほ、副隊長である俺が合図を出す。それにマチルダには弱点がある。」
お兄ちゃんは戦車の資料を取り出して説明する。
杏「これは？」
直哉「マチルダの弱点だ。赤丸が付いているのがWeaknesses。だがマチルダの砲身速度が速く止めなければならないよって全戦車の砲弾をヒルドルブと同じ物とする。何か異論は？」
みほ「それで貫通するんですか？」
直哉「一度なマウス重戦車で試してな。貫通したんだ。試合で使う物を使用するから今夜は俺んちに泊まりに来い！」
梓「何時切り札を使うんですか？」
直哉「良い質問だ。フフそれはねヒルドルブをスモークで隠した後にすり替えるのさ。」
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作者名：竈門政宗 | 作成日時：2021年10月5日 8時
