58.甘酸っぱい涙 ページ8
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JK side
『……、』
「……A?」
『…………』
「……Aさーん?」
『………………はぁ、』
「A!!!!」
『うぇ!!!はい!!!』
「どうしたの、ボーッとしてるし水出しっぱなしで。」
『わぁ!!!もったいない!!!!』
朝からこの調子。
少しでも会話が途切れるとこんな感じで、仕事に行きたいけど気になって仕方ない。
「もしかしてユンギヒョン?」
『!!!!!』
「はい、図星。なんかあった?」
『…………私、最悪な女だよ。ほんと。』
「男2人を振り回してるから?」
『いや、振り回すというか…その、ユンギさんにドキドキしてたし、会えたら嬉しいのは確かなんだよ?それが好きってことだと思ってた。一緒にいて楽しいし…』
「A、好きになるのは、その人の自由。遅いとか早いとか関係ない。好きな人がいても、何気ない毎日を過ごしていく中でいま心にいる好きな人より、もっと素敵な人に出会ったら、もう仕方ないよ。好きになったら、好きなんだから。」
俺だって、そうだった。
ナヨンヌナが好きで、ずっと片思いをしてた。
だけど、Aと出会って嘘みたいにナヨンヌナが消え去ってしまった。
「俺もそうだったから、わかるよ」
今は、涙を流して苦しむ君に寄り添おう。
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作者名:R | 作成日時:2020年3月23日 6時