56.優しくしないで ページ6
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「はい、荷物」
『ありがとう。』
ソウルに戻ってきた日ー
ジョングクくんが家まで送ってくれて
『お茶、飲んでく?』
「じゃあ、お言葉に甘えて」
前みたいな顔を合わせれば、嫌な顔もされず、嫌味を言われることもなくなって変な感じ。
「あのさ、」
『うん?』
「Aがユンギヒョンを好きだって、わかってる。俺たちが3ヶ月の偽りの恋人で、絶対お互いを好きにならないって約束をしたのもわかってる。」
『ジョングクくん…?』
「俺が全部言い出したのに、おかしいのもわかってる。……Aが好き。」
ユンギさんとは、違う男らしい体は私の体をすっぽり隠す。
「なんでだよ、好きにならないって思ってたのに。」
『…、ズルいのは、やっぱりジョングクだよ。』
「お互い様でしょ。…なんでユンギヒョンなの」
『わかんないよ…もう頭の中ぐちゃぐちゃだもん…』
このまま、このままずっと家政婦なんて続けられない。
こんな気持ちのまま2人を苦しめるなんて最悪な女。
「ねぇ、ユンギヒョンに気持ち言ったりした?」
『うん…言った。』
「…キスは?」
『してない……!んん…っ…』
「2回目。」
偽りの恋人終了まで、あと1ヶ月ー
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作者名:R | 作成日時:2020年3月23日 6時