55.近づく2人 ページ5
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「ごめん!遅くなった!」
『ううん、仕事お疲れ様。』
2日間の釜山だったけど、次の日も休みだからジョングクくんとジミンさんは釜山に残るみたいで私もそのまま次の日、一緒に帰ることになった。
「ゆっくり釜山観光しよう」
『すごい楽しみ!』
車で移動しながら、釜山の街を案内してくれるジョングクくん。
地元の人しかわからない場所に連れて行ってくれるから気にせず楽しめて時間は、あっという間に過ぎる。
「…この間、記者に追いかけられてたって聞いたけど大丈夫?」
『うん、なんでかわかんないけど…』
「釜山にAを連れてきたのは、そのためなんだよ。ソウルに1人で残しちゃうわけには、いかないから。」
『すごい迷惑かけてるね、ごめんなさい。』
「違う、迷惑なんかじゃない。Aは、なにも気にしなくていい。」
『……ジョングクくんは、ズルイよ。』
「なんで!?」
ズルい。ほんと。
あんなに最初は、最悪な出会いだって思ってたのに
どうして、こんなに優しいんだろう。
「…ユンギヒョンが好きなんでしょ。」
『うん…』
「ズルいのは、Aだよ…バカ。」
『…、ん……』
突然のキス。
好きな人じゃないのに、私は受け入れてしまう。
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作者名:R | 作成日時:2020年3月23日 6時