ジョングクくんに気をつけて！２ (ページ15)

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65.望まない未来ページ15

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ジョングクくんは、怒ってる。
本当は、怒鳴りたくて仕方ないと思う。

「……、仕事終わったら連絡して。」

『うん…』

そう言い残して、テヒョンさんに気づかれないように
ジョングクくんは、店を出た。

『…はぁ、バレちゃった…。どうして、ここがわかったのかな？偶然…？』

考えながら厨房の行ってたら

「店員さーん、」

テヒョンさんから呼ばれて

「ねぇ、この後デートしよ。」

『ちょ、ちょっと何を言ってるんですか…！！！』

「ここじゃ話せないこと話すからって言ったら？」

二ヤーっと笑うテヒョンさん。

「息抜きにドライブしよ。ね？」

きっとテヒョンさんなりに私を元気付けようと言ってくれてるんだろうなと思って

『わかりました。18時に終わりますけど…どうします？』

「んー、連絡して。一回家に帰って迎えに来るから」

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約束の18時。
裏口から出ると、テヒョンさんが待ってて

『どうして、ここから出るってわかったんですか！？』

「マスターの奥さんから聞いた～！！！なんか奥さんね、俺とAが付き合ってると思ってるっぽいよ～」

って言いながら、エスコートして助手席に乗せてくれる。

『またまた～奥さん、テヒョンさんのファンですからね！』

こんな会話をしながら、笑っていられるのは
今だけだった。

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