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61.元の生活 ページ11

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ジョングクくんにも、ユンギさんにも辞めるって直接言えなくて
メッセージを送って、ブロックした。
番号も拒否して自分勝手に去った。




『全部、夢だったんだ。』




そう言い聞かせて、勝手に終止符を打った。
そして、記者の人にも追いかけられることなく
今まで通りの生活に戻って毎日を送ってくる。




『いらっしゃいませ』




バイトは、週5に増えて毎日楽しくしてる。




「Aちゃん、奥の席のお客さんにお願いね!」




『はーい』




カフェで1番人気のカフェラテ。
そして、おひとり様に人気の奥の席ー




『お待たせしました。』




テーブルに確かにカフェラテを置いた。
間違いなく置いた。




バシャー




『…………え、』




じわっと感じる冷たさ、白のシャツに染みるカフェラテ。




『〜〜〜!!!つめたっ…』




「……すみませーん!あの、店員さんにカフェラテこぼしちゃいました!」




近くにいた店長にそう言うと




「あの時と一緒でしょ、?」




『……、嘘……』




帽子を脱いだ、おひとり様は




「いひひ〜、ここにいるの知ってるの俺だけだもん!」




『テヒョンさん……!』




また何かが始まる音がした。




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作者名:R | 作成日時:2020年3月23日 6時

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