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Noside
『違う違う違う違う……!!!!!』
｢｢っ?!?!｣｣
急に頭を抱えて何かを否定をするAに誰もが驚きを隠せなかった。
｢お、おい…どうなってんだ…｣
『私は…失敗作なんかじゃない！…失敗作なんかじゃ…！』
ゴムが千切れ、Aの髪はゆっくりと落ちる。
｢……私…？｣
『違う！私は違う！』
｢私って…｣
『サッカーは…つまらなくない！』
｢A！落ち着け！｣
そう言ってヒロトから離れた一星がAを触ろうとする。
『やだ！離して！止めて！ごめんなさい！』
拒絶の言葉。
謝罪の言葉。
その場にいる人は頭が混乱しそうだった。
「っ！｣
Aは一星の手を振り払い、目からポロポロと雫が落ちる。
『……もう……いや……！』
その一言を呟いてAは気を失う。
｢あ、おい！｣
そう言って灰崎は倒れたAを揺らすが返事はない。
｢お、おい！どうなってんだ！｣
ヒロトは言った。
｢俺が知るか！｣
二人とも焦り、苛立つ。
｢A！｣
一星は倒れたAを起こす。
すると…
｢これは…どうなってるんだ…？｣
つくしに連れてこられた円堂は今の状況を見てどうすればいいのかを考える。
｢何があったんだ…｣
知らねぇ…こいつが急に壊れ出して…｣
｢…壊れた…？｣
｢…………｣
二人は心当たりのあるような顔をしていると…
｢オーホッホッホッ！｣
趙金雲がどこからともなく現れる。
｢監督…これって…｣
｢Aさんは現在、泡沫な状態です｣
｢は？泡沫な状態？｣
｢えぇ！今のAさんは泡沫…触れれば直ぐに弾けて壊れる泡………つまり簡単に壊れちゃうことです｣
｢｢っ!!!!｣｣
｢とにかく、今のAさんには下手なことを言わない方がいいですよ？もしかすると、またAさんの心が壊れるかも知れませんしね？｣
そう言って趙金雲はどこかへ行く。
｢……まずはAさんを部屋に戻しましょう｣
｢そうだな｣
そう言って円堂はAを抱える。
｢……軽い……｣
そう呟いて円堂はAを部屋へ連れて行く。
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スイジュ(プロフ) - タピタピさん» ありがとうございますぅぅ！(T_T) (2020年1月24日 5時) (
レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
タピタピ - お話し内容ちょー好きです......尊い.....これからも頑張って下さい！応援してます！ (2020年1月21日 18時) (レス) id: ce0225beb5 (このIDを非表示/違反報告)
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