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『鬼道さんが……鬼道さんは……そんなことをするような人じゃない！あの人はサッカーのことが好きだ！それなのにそんなのでサッカーを汚す訳が無い！』
｢…でも、実際に鬼道さんがドーピングで連れて行かれたじゃないですか｣
『そんなの！何かの間違いだ！鬼道さんは…“鬼道コーチ”は……そんな…ことを……するわけが……ない！俺達…を……勝利へと導き……革命の風に背中を押したコーチが……そんなことをするわけが無い！！！』
そんなこと…絶対にしない…！
コーチは…！
俺達の本当のサッカーを取り戻した人だ！
｢……？…あっそ…それと、ありがとうございました。A、明日人君…｣
｢｢え……？｣｣
｢貴方達があの時俺を庇ってくれたお陰で邪魔者を排除出来ましたから｣
｢…一…星……？｣
『っ！』
俺が…鬼道さんをあんな目に…？
『はぁ…ぁ…ぅ…』
俺が………“私”が……私が“失敗作”のせいで……。
私が……鬼道さんを……。
｢それじゃあ、お先に失礼します｣
そう言って一星は部屋から出た。
『(私が…私のせいで……私が……失敗作のせいで……ごめんなさい……ごめんなさい！)』
頭を抱えて考える。
否、考えじゃない。
もう結論は出てる。
『(私のせいだ……私が……私が)』
私がサッカーを………鬼道さん……鬼道コーチのサッカーを……奪ったんだ……。
｢Aくん？｣
『っ?!ど、どうし…たんだ？大谷…？』
急に声をかけられたが笑顔を作って返した。
｢大丈夫？震えてたけど｣
『な…なんでもないから大丈夫だ！』
そう言って無理矢理笑顔を作る。
嗚呼…また誤魔化した…。
｢そ、そう…？｣
『あぁ！だからお前は心配すんなって！』
そう言って笑えばつくしも笑う。
良かった…作り笑顔がバレなくて…。
すると…
｢おい明日人！神炎！お前らがあの時一星を庇わなかったらこんなことにならなかった！｣
やっぱり…私のせい……？
出来損ないの……私のせい…？
『………っ』
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！
謝罪の言葉が頭を巡る。
｢……！｣
誰かの声がしたが、聞こえない。
また頭から血が降りて、ｸﾗｯとする。
先程と違い、堕ちる感覚がした。
最後に視界に写ったのは心配する円堂監督の顔。
────────────
link::http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rushia121837/
続編完成！
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イナイレ好き - 42話のもぐもぐの顔文字が可愛いです 更新頑張ってください (2020年3月31日 19時) (
レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
リディア(プロフ) - 音原無次夏さん» なるほど…。ありがとうございます！ (2019年8月22日 0時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
音原無次夏(プロフ) - 返信遅くなり申し訳ありません。やはり、最後の〆にすると良いかと思います (2019年8月21日 23時) (レス) id: e1ca790df6 (このIDを非表示/違反報告)
リディア(プロフ) - 吹雪咲彩さん» あー…俺らイレブンに緑水ちゃんを参加させたので…すみません (2019年8月18日 16時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪咲彩 - スイジュさん！”小説最強イレブン集めようぜ？”というイベントに参加しませんか？ (2019年8月10日 15時) (レス) id: 83c564a33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイジュ x他1人 | 作成日時：2019年4月16日 23時
