検索窓
今日:12 hit、昨日:31 hit、合計:65,325 hit

第381話 抱きつき ページ46

『みんなおはー』



そう言いながら僕は道路側にいるみんなの方へ姿を見せる。



「A!何してたんだ?」

『少し話してた』

「カッパと?」

「明日人、カッパは空想上の生き物で((『うん!』なっ…!」

「やっぱり!」

「カッパってAさんの言う妖怪ですよね」

『そうだよー』

「どんな姿だったの!?」



ガシッ!と効果音が付くくらいの勢いでタツヤが聞いてきた。



『ちょっ!揺らすな!酔う!』

「あ、ごめん」



そう言って彼は話してくれた。



『おえっぷ…』



視界が揺れて吐きそうになる。



「Aさん…」



アワアワした様子で光くんは僕の背中を摩ってくれた。



「Aさん…大丈夫ですか…?」

『し…視界が揺れて…吐きそ…』

「('°◻°` ; )ぁゎゎ!!」

『…ぷっ……あはは…!』



慌てた光くんを見て僕は笑う。

癒されて吐き気がなくなった!←


「A…さん…?」

『ふふ、可愛いね』



僕はそう言いながら彼の頭を撫でる。




「Aさん…?!」



ぶわぁっ!と効果音がつくくらい光くんの顔が真っ赤になる。



『あーもー!可愛い…!』



そう言って僕は光くんに抱きつく。



「あ、あのっ!」



裏返った声で光くんが僕に話しかける。



『反応が可愛いなー!』



そう言って僕はハニカム。



「…黒姫さん、そろそろ一星くんがパンクするよ」

『え?なんで?』

「なんでって……」

『あ、もしかして野坂もして欲しい?』

「え…」

『拓也も同じ反応だったからな!嫌だった?』

「…嫌じゃないよ」

『それじゃあ…えい!』



今度は野坂に抱きつく。



「なぁなぁ!黒姫!俺も!」



ニカッと笑う円堂に言われた。



『それじゃあ円堂も!』



今度は円堂に抱きつく。



「あはは!」

『あはは!円堂らしくないけどどうしたんだ?』

「なんかしたかった!」

『そっか!』

「そろそろいいんじゃないですか、円堂さん、黒姫さん」



そう言って野坂は僕と円堂をひっぺがした。



『…?どうしたの?野坂』

「…別になんでもない…」

『……?』



結局野坂の言うことを理解出来ないまま帰ることにした。

第381話のみんなの反応→←お知らせ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

スイジュ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!出来るだけ早く更新できるよう、頑張ります! (2019年9月18日 13時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年9月17日 22時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - こちらも嬉しいです! (2019年9月2日 21時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 悠舞(ユウマイ)さん» ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2019年8月26日 15時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - この作品好きなので更新されるたびに見に来ています!とても良い作品です! (2019年8月26日 0時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スイジュ x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年3月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。