オッドアイ少女の相談所

第372話 印象に残った怪奇事件 ページ37

｢実は、君にはもう一つの質問を用意しているんだ｣

『もう1つ…？』

｢あぁ。君って何かと怪奇案件に巻き込まれるらしいね？｣

『まぁ…結構…』

｢そこで君に聞きたいのは印象に残った怪奇案件ベスト3さ…！｣

『…なんかサッカー誌が怪奇案件を取り扱うものになってない？』

｢面白そうだから平気さ｣

『…分かりました。まず3位は超吉のおみくじが大凶に変わってその人が失踪する事件ですね』

｢なるほど…。理由は？｣

『その事件を起こしたのが知り合いに恋した人が妖怪になって起こした事件だからね』

｢それは偶然だね｣

『そうですね』

｢それじゃあ2位は？｣

『結構迷いますね…色々ありましたので…。しかしこれは外せないと思います。バレンタインの時、さくら本町からチョコが消えていく事件です』

｢そう言えばその事件、ショコラティエも続々と消えていったよね？みんな戻ったけど｣

『はい。恐らく彼らは覚えてないと言いましたね？』

｢そうだね｣

『一応言いますけどそれも妖怪の仕業です』

｢ねぇ、結構妖怪っているね｣

『えぇ』



それに今貴方の後ろでヒカリオロチがくつろいでる…。



｢それじゃあ一位は？｣

『一位はこれですね。さくら元町を中心に起こった男性の失踪事件』

｢へぇ…。確かあれは未解決だよね？｣

『いえ、もう解決しました』

｢えっ？｣

『正確に言えば裏側で事件を解決しました』

｢へぇ…｣

『一応聞きますがあの事件で失踪した男性の見た目はどうでした？』

｢確か…みんなイケメンだったね｣

『はい。簡単に言えばあれも妖怪です』

｢また妖怪…｣

『女郎蜘蛛を聞いたことはありますか？』

｢確か、蜘蛛の妖怪だよね｣

『はい。女郎蜘蛛は人間を喰らう。特にイケメンが好みらしい』

｢へぇ…それじゃあイナズマジャパンは危なかったね｣

『えっ？』

｢えっ？｣

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