検索窓
今日:16 hit、昨日:9 hit、合計:240,158 hit

信頼できる人だけ DH ページ5

結局ヒョクが予約したのは、Aと行こうと言っていた俺たちの馴染みの店



ヒョクと俺とシウォン、それからAは同い年で、一緒に仕事をしていくうちに随分と仲良くなっていた

お互いの仕事のことを熱く語ってみたり、芸能人ではないけれど事情を分かってくれるAに愚痴をこぼしてみたり…

そんなふうに話をするのがこの店だ

店の入り口、ちょっと路地裏になっているそこに立って、隣にいるAを見ると初めてここへ来た日のことを思い出す


.



.



一昨年の秋、初めて飲みに行こうってなった時にAが提案した、ちょっと隠れ家的な雰囲気のある店



EH「A、よくこんな店知ってるな…入口ってここ?」


「うん、アシスタント時代の先輩の友達がオーナーなの。先輩に何度か連れてってもらってたから」



いつも行くような店じゃなくて少しビビっていた俺たちはAの後ろにぴったりくっついて店の中へと入った

ドアにかかったベルが揺れると、かっこいい大人の男…って感じの人が出てきて…



?「なんだ、Aか」


「あ、ジョンフンオッパ。個室空いてるかな?」


JH「ああ、まだ早いしな…彼らはおまえの紹介?」


「あ、うん。お願いします」



言われてることがよく分からなくて首を傾げていると、お店の人がにこっと笑いかけてくれた



JH「悪いね、うちの店は紹介制なんだ」


DH「紹介?」


「信頼できる人だけが落ち着いた空間で食事が出来るってこと」


SW「ああ…チェ・シウォンと申します。今日はAに連れてきてもらってよかったです。すごく素敵なお店ですね」


JH「はは、ありがとう。さ、とりあえず奥へどうぞ」



ジョンフンさんは、俺でもうっとりしちゃうくらい優しい笑みで奥の個室へと案内してくれた



「緊張してるの(笑)?」


EH「や、だってさ…俺らなんかが来ていいの?こんなとこ」


「じゃ、今まで来てた私はなんなのよ(笑)大丈夫。昔からの常連さんだとかもいるし。この店には芸能人とかが多く来るの。騒がれてもいけないから、信用できる人しか店に入れたくないってことなのよ」


SW「じゃあAは信用されてるんだ」


「何年も来てるし…私を紹介してくれた先輩とオッパは仲がいいから」

一人はだめ! DH→←知らないよ?DH



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
309人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルル | 作成日時:2015年8月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。