小さな嫉妬 EH ページ29
JM「どうする?」
EH「え、ああ…」
迷っていると再び扉が開いて
SW「やぁ、遅くなってごめん」
EH「シウォン…」
SW「こんばんは、ジミン!久しぶりだね」
JM「こんばんは、どうぞ中に入って?」
そう言われても中に入らないで入り口から中をキョロキョロと見回す
EH「なんだよ、早く入れって」
SW「Aは?」
EH「は?あー…さっき…」
JM「さっきキュヒョンがね、Aさんのことを連れて行っちゃったの!なんだかロマンス映画みたいよね?ヒョクチェ」
ロマンスって…別にAとキュヒョンは…
SW「…どこに行ったか分かるかい?」
シウォンがやけに深刻そうに聞いてくる
EH「どこって…知らないよ、ドンへがなんか追いかけてったけど」
SW「そうか…」
JM「シウォン?入らないの?」
SW「え?ああ…悪いけど今日はこれで失礼するよ!ジミン、また今度ゆっくりご飯でもご馳走するから」
JM「そう、残念だけど…じゃあまた」
SW「じゃ、ヒョクチェ、また明日」
EH「…おう」
挨拶をするとシウォンもさっきのドンへみたいに焦った顔ですぐに廊下へと出て行った
JM「なんだか…皆いなくなっちゃったわね」
EH「え?ああ、ごめんジミン…」
JM「いいの、私のお誘いが急だったから…忙しい所にお願いしちゃったみたいね、ごめんね?」
EH「や、違うんだジミンが悪いんじゃなくて…その、今度また皆に集まってもらうよ…今度はヒョンたちにもちゃんと紹介するから…」
JM「本当?嬉しい…」
きゅっと俺の腕に自分の腕を絡めるジミンの髪を優しく撫でた
なんだよ皆してAAって…
今日はジミンのために皆来てくれたんだろ?
キュヒョンが連れてった事がそんなに大変な事か?
AもAだ、なんで俺にもドンへにも言わずにさっさと帰ったりするんだよ…
ジミンの髪を撫でながらも、俺の心の中では小さなイライラが生まれていた
それは皆してジミンを放っておいてAの元へ行ってしまった事、
そしてさっきの不安とムカムカの正体は、
いつも自分が一緒にいた親友を今日初めて飲んだやつなんかにさっさと持って行かれてしまった小さな嫉妬だったのかもしれない
EH「今日はもう帰ろう、送ってく」
これ以上ここにいたらそのイライラが大きくなりそうで、俺はジミンを連れて店を出る事にした
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作者名:ルル | 作成日時:2015年8月13日 0時