@143(渋) ページ45
安との電話でメンバーを見ると約束した直後だからか、よく周りが見える。もしかしたら、今日だけかもしれない。
、、まぁ、それでも今日誰かを支えられたらそれでも良いよな、?
泣きそうだった亮は、話しかけるとまた別の意味で泣きそうな顔になったり、嬉しそうに笑ったり。安心する反面、何故か、心配にもなった。
無理矢理に起きあがろうとする大倉をまた寝かせて、
各々、なんとなく大倉の近くで本番まで準備をする。
大倉もそれに気づいてか、「今日はなんでか熱いなぁ〜楽屋〜」とふふっと笑った。
それくらいみんなお前の事大切やねんで。
それを言える素直さが欲しい。
「本番準備お願いします〜!」
はーい。と全員返事をして、自然といつもの2人ずつメイク、衣装に向かう。
大体大倉、安、亮は最後に3人で来たりするから、大丈夫やろ。とすぐにメイクに向かった。
メイクと衣装を済ませて、すぐにスタジオに向かう。
ヒナがいつものように進行の手順をざっと見返してる中、俺、横、はどうでもいいくだらない話をゲラゲラしてるだけ。
そして、いつもよりゆっくり、少し安に支えられながら大倉が席に着く。
「大丈夫か?いけるか?やばかったらすぐ言えよ。」
席の近い俺と横で圧をかけてるみたいになったが、すぐにこっそり声をかけた。
「、!ふふっ、大丈夫。すぐ言うって。心配せんで。俺お兄ちゃん達頼りにしてんで!」
ちょっとふざけた様子で笑う大倉。
こんな時だけいつも調子の良いことを言う。
かわいいやないか。そして横を見ると何故か1番恥ずかしそうにそっぽ向いて耳まで赤くしていた。なんやねんこいつ。
そうこうしてるうちにヒナのタイトルコール。
少しメンバーのフリートークをしてすぐにゲストの方が入ってきた。
しばらくゲストとの絡みをしていると、小さく、んんっと咳払いが聞こえたと思ったら大倉の手がカメラの死角であろう所から俺の足に触れる。
慌てて隣を見ると少し眉間に皺を寄せた大倉が前のめりになっていた。
咳払いがゲストに聞こえたのか分からないが、
「大倉さんってなんか凄い前のめりで話ききますね!恥ずかしいです!」
とふいの大倉いじり。
やばいと思い頭をフル回転した瞬間に
「えぇ!そんなん気づかれてたらなんか恥ずかしい!無意識でした!」と照れた表情で頭をかいて普段の姿勢に戻る。
きついはずやのに、、
メンバーも大倉の異変に気付いていたかのように自然と大倉のトークから遠ざける話題になっていった。
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こう(プロフ) - 久々の更新ありがとうございました!作者様の無理のないように更新してください! (2020年8月17日 18時) (レス) id: 2754d8d796 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - こうさん» コメント当時、お返事が出来ずに申し訳ありません。今もこの小説を見てくださっているかは分かりませんが、楽しみにしていましたという言葉が嬉しくてまだ続けさせていただいています。本当にありがとうございます。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - みどりむしさん» 体調の心配までしていただいたのに、当時返事が出来ずに申し訳ありません。この長すぎる小説を今も見てくださっているかは不明ですが、このコメントのお陰で続けて僭越ながら続けさせていただいています。本当にありがとうございます。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - 和貴さん» コメントありがとうございます!このまま更新していいという言葉が多かったのでこのまま続けさせていただきます!無理のない範囲で更新頻度も少しではありますが上げていく予定です。今後もよろしくお願いします。和貴様もコロナにはお気をつけ下さい。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ジェイさん» コメントありがとうございます!ご心配ありがとうございます!今までより元気な日も増えましたので、更新頻度も少しではありますが上げていく予定です!このまま更新していいという言葉が多かったので、このまま更新させていただきます!今後もよろしくお願いします! (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか | 作成日時:2018年9月20日 10時