@137(大) ページ39
朝食を終え、のんびり準備をしていると信ちゃんのまぁまぁ大きめなため息。
「はぁぁ〜、、お前いっつもこんな準備しとるんか、??」
「え、、そうだけど、、何、、??」
「そら毎回迎え時間遅刻するわ。そらそーやわ。つか、なんでお前髪もセットせーへんのにこんな時間かかんねん!女か!」
「いや!信ちゃん!別にええやん、今日は!な??それはもうどのマネージャーももう理解して合わせて来てくれてはるし、もうええやん。」
苦笑いで止めに入る丸ちゃん。納得のいかない仕事人村上さん。あかんよなぁと時々気にしていた事を突っ込まれ黙る俺。
「大倉も気にせんでええよ!しばらくの間はメンバー誰かしらおるわけやし、起こしてもらえるやん!早めに準備終わんの癖になるかもなぁ!」
ニコニコと笑いながら俺の肩を掴み「さぁ!準備続けよっ!」とリビングを後にした。
準備が終わりリビングに行くと少し考えこんだ顔でソファに座って待っている村上さん。
「終わったでぇ、、ごめんなさい、遅くなって、、」
少し怖くなって急にかしこまると、ふはっと笑った信ちゃんは「ちゃんと反省してるやん!ええよ!ほんまはそない怒っとらんし、丸に俺が怒られるわ!なぁ!丸!」とがはは!と笑った。
「せやでぇ〜大倉はそのままでええねん。今日は信ちゃんが現場まで一緒行くし!俺は一旦家帰ってまた後で家くるなぁ〜!明日も午後からしか仕事ないねん!」
メンバーの温かさが心に響いて朝から少し泣きそうになったが、まぁ、遅刻が許されるわけではない。ちゃんと起きれる回数を増やさないけんし、テキパキ準備もできるようにしなきゃいけない。分かっているけど、どこか甘えてできない。
と少し考えていると、「いや!大倉!ほんまに考えんでええねん!やめてくれ!俺が申し訳なくなるわ!」
困り眉で笑う村上さんを見てふと我に帰り、早く収録に行くことだけ今は考えようと、「ごめんごめん!」と笑う。
そしてそのまま車に乗り込み、丸はタクシーに乗って収録に向かった。
しばらく車に揺られながらラジオを聴いてボーッといるといつの間にかスタジオ。
いつもよりかなり時間に余裕を持って、村上さんも俺に合わせノロノロと楽屋に向かっていると目の前に見覚えのある後ろ姿。
「おっ!!?亮!!なんや!お前!偉い珍しいな!!」
名前を呼ばれた彼は一瞬肩をびくつかせて大きな目を丸めて振り向いた。
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こう(プロフ) - 久々の更新ありがとうございました!作者様の無理のないように更新してください! (2020年8月17日 18時) (レス) id: 2754d8d796 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - こうさん» コメント当時、お返事が出来ずに申し訳ありません。今もこの小説を見てくださっているかは分かりませんが、楽しみにしていましたという言葉が嬉しくてまだ続けさせていただいています。本当にありがとうございます。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - みどりむしさん» 体調の心配までしていただいたのに、当時返事が出来ずに申し訳ありません。この長すぎる小説を今も見てくださっているかは不明ですが、このコメントのお陰で続けて僭越ながら続けさせていただいています。本当にありがとうございます。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - 和貴さん» コメントありがとうございます!このまま更新していいという言葉が多かったのでこのまま続けさせていただきます!無理のない範囲で更新頻度も少しではありますが上げていく予定です。今後もよろしくお願いします。和貴様もコロナにはお気をつけ下さい。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ジェイさん» コメントありがとうございます!ご心配ありがとうございます!今までより元気な日も増えましたので、更新頻度も少しではありますが上げていく予定です!このまま更新していいという言葉が多かったので、このまま更新させていただきます!今後もよろしくお願いします! (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか | 作成日時:2018年9月20日 10時