@116(大) ページ17
ダンスはいつもならすぐに覚えて安とここはどうだ。とか、このタイミングで〜とか自主練に入ったりするのに、今日は違った。
頭にはフリが入らないし、体は追いつかないし、で焦っていると、段々息が苦しくなっていく。
こんな事も出来なくなったのか、仕事も出来なかったら何の為の人生なんだろう。完全にこのグループに必要ない存在だ。
なんて、頭の中がネガティブな言葉でいっぱいになった時に信ちゃんが、休憩を取ろうと、気遣ってくれてるのは、分かる。でも、また忘れてしまったら?本当に足手まといになる。それだけは嫌だった。
心とは裏腹に体が言うことを聞かなくて、力が入らない。
立ち上がった瞬間に足の力が抜けて崩れおちた。はずなのに痛くない。頭上から一言、ばかやん。と亮ちゃんの声。
そのまま、体が浮いたかと思えばおそらくマットの上に寝かされた。
とにかく息がどんどん苦しくなるのと、光が異常に眩しく感じて頭が痛くなる。
こめかみを押しつつ目を覆った。
「、はぁ、は、、はっ、、っごめ、なさい、、っ、はぁ、は、」
迷惑をかけないと誓ったばかりなのに、すぐに約束を破る。
「ええから、ゆっくり呼吸してや〜、紙袋するか??」
亮ちゃんから、もはやもうわざと嫌がらせとも思える提案。
あんなに苦しい思いはしたくない。ただでさえ息が苦しいのに、意図的に息を止められているかのようなあの方法は本当に嫌だ。
亮ちゃんは、嫌がる俺の気持ちを理解してくれてなのか、しばらく何もせずにいてくれていた。少しすると横向きにされて背中を撫でられたり、トントンされたり。
不思議と少し楽になり、しばらくすると呼吸はだいぶ落ち着いてきたが、過呼吸は思ったより体力を使う。
そのまま眠りについてしまったようで、起きた時には医務室に1人寝かされていた。
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こう(プロフ) - 久々の更新ありがとうございました!作者様の無理のないように更新してください! (2020年8月17日 18時) (レス) id: 2754d8d796 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - こうさん» コメント当時、お返事が出来ずに申し訳ありません。今もこの小説を見てくださっているかは分かりませんが、楽しみにしていましたという言葉が嬉しくてまだ続けさせていただいています。本当にありがとうございます。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - みどりむしさん» 体調の心配までしていただいたのに、当時返事が出来ずに申し訳ありません。この長すぎる小説を今も見てくださっているかは不明ですが、このコメントのお陰で続けて僭越ながら続けさせていただいています。本当にありがとうございます。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - 和貴さん» コメントありがとうございます!このまま更新していいという言葉が多かったのでこのまま続けさせていただきます!無理のない範囲で更新頻度も少しではありますが上げていく予定です。今後もよろしくお願いします。和貴様もコロナにはお気をつけ下さい。 (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ジェイさん» コメントありがとうございます!ご心配ありがとうございます!今までより元気な日も増えましたので、更新頻度も少しではありますが上げていく予定です!このまま更新していいという言葉が多かったので、このまま更新させていただきます!今後もよろしくお願いします! (2020年8月15日 7時) (レス) id: 52798afd06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか | 作成日時:2018年9月20日 10時