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壱「俺さ親に捨てられてん」
「……………え？」
肩を引き寄せられている壱馬さんがどんな表情をしているのか分からないけど頭上から聞こえるのは少し悲しい声
壱「母親とその愛人に出来た子やってさ、
あぁ望まれて生まれたきた子やないんやなってガキの俺でも分かった。
そんで親戚中たらい回しにされ結局養護施設入れられた。」
壱「だから俺に寄ってくる奴らも信じれんかった。
どうせ捨てるんやろって。
だったら1人で生きて行こう思ってた時あいつらに会った。
あいつらお構い無しに俺の心にズカズカ入ってくるからさ、なんなんこいつらって思ったけど救われたのは確かかもな。」
壱「…あの日自分を見てひとりぼっちだった昔の俺と重ねて見てたんやと思う。
まぁそんな奴らなんぼも見てきたのになんでかわからんけど…ほっとけへんなって思った。」
「………っ」
涙が流れるのを優しく壱馬さんが親指で拭ってくれる
壱「消えちゃいそうな自分救いたいなって思った。
そしたら今は自分無しでは生きれんようになってしもうた。
やからさ………俺の傍から離れんといて。」
「っ……当たり前です……私はっ…壱馬さんがだいすきっ……でっ……ほんと…私バカですけどっ……一生そばにいます。」
壱馬さんの腕から抜け出し目を見つめてしっかり伝えた
壱「泣きすぎやって笑 ほんま自分阿呆やから心配やわ。」
愛おしそうな瞳でしっかり私を見てくれてる
何があってももう離れない───
壱「そんでなんであんな事言ったん」
さっきとは全然違う貼り付けたような笑顔
それが逆に恐怖…
「えっと…その…」
さっきまでの甘々な空気はどこへ…
壱「とりあえずその前に玄関のドア開けたよな？なんで？」
「えっと…会社の方が忘れ物取りに来て…」
壱「忘れ物しても今まで北人か陸が来てたやろ」
「そ、そうですね…」
壱「それで？」
「携帯を……」
壱「携帯を？」
「こ、怖いです………」
壱「何があったか聞くんは当然やろ？」
「……………で、ですね」
やっぱりこの人には勝てない
それから根掘り葉掘りちゃんと自分の口から言わされた
勿論そりゃ何があったかは言わないといけないとは思うけどさ……
壱「それは……お仕置しなあかんな？」
結局その日は朝まで続いた──
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km0107(プロフ) - またまた更新催促すみません😣💦⤵️続きが読みたくて読みたくて読みたくて…😱 (2022年9月23日 11時) (
レス) id: 2f284eb8ed (このIDを非表示/違反報告)
ruri(プロフ) - まいまいさん» 私まで嬉しいです😭ありがとうございます🌷 (2022年9月1日 22時) (レス) id: 9658751e13 (このIDを非表示/違反報告)
ruri(プロフ) - km0107さん» お待たせいたしましたぁぁぁぁあ＿|＼○＿ (2022年9月1日 22時) (レス) id: 9658751e13 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 更新待ってました😭💐嬉しいです🥺 (2022年9月1日 5時) (レス) id: a3ff07a45d (このIDを非表示/違反報告)
km0107(プロフ) - そろそろ続きの更新読みたいです〜😅 (2022年8月23日 21時) (レス) @page17 id: 2f284eb8ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruri | 作成日時：2022年8月4日 7時
