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#93 ページ45

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私達2人のVCRが流れ、会場の盛り上がりは最高。


大きな幕が開き、私達2人は並んで長い階段を降りていく. 一歩一歩確実にね.


「「 きゃゃぁぁあ!!!!! 」」


「Aちゃーんっっ!」

「ナムジューン!!!」

「ナムさん!!ナムさーん!!」





中々興奮の収まらない会場の中に

Love is not over のイントロが流れ出すと一瞬で雰囲気が変わり、私達二人の世界に染まる..


階段を下り スウッ と息を吸い私が歌い出す.




" この長い夜が君に沿って流れていくみたいだ "




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君は僕に'サヨナラ'と言った

いつも眠りにつくたびにさ

僕はそれが死ぬことよりも嫌だった

なんだかこの夜が君と僕の終わりみたいで


I don't know you, you didn't know me
"僕は君を知らなくて、君は僕を知らなかったんだ"




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" 愛とは辛く苦しいもので yeah "



" 別れとは辛くさらに苦しいものらしい "



" 僕は君がいないとダメなんだよ "



" 愛してよ 愛して欲しいんだ "





"" どうかもう一度だけ僕の胸の中に来てよ ""





Love is not over, over, over

Love is not over, over, over

Love is not over, over, over

Love is not over, over, over .......



最後はお互いを見つめながら1つ1つのフレーズに感情を込めて歌い上げた.




歌い終わった後、会場を見渡すと涙を流している人の姿でいっぱい.


キラキラと雫が光る.


言葉では表しきれない素敵な世界だなぁ..







ここで安心感と目眩が一斉に……っ
だけど、この曲が完成するまでの道のりを思い出して涙が溢れそうになってしまう..






そんな私に気付いたのか、私の手を優しく握ってくれるナムジュン。







ナムジュンの温かさを感じつつ、徐々にステージが暗闇に包まれて行くのと同時にステージが下がり、私達はステージを後にした。







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「A大丈夫?!本当にお疲れ様。」

『ナムジュン……!!お疲れ様。本当にありがとう。
少しフラフラしちゃったけど、ナムジュンのおかげで最高のステージに出来たよ。』

「俺もAのおかげで楽しめたよ。歌い出しすっっごく良かった。」

『ほんと……?良かった、声震えてなかった?』

「大丈夫だったよ!
もう何にも心配しなくていいからね。よくやったよ。今日はゆっくり休んで。」



そう言って私を抱き締めてくれる。



" もう何にも心配しなくていい "



その言葉に心が救われた気がする..

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設定タグ:BTS , キムナムジュン , ナムジュン   
作品ジャンル:恋愛
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アヤ - すごくよかったです!! 「ナムジュンの小説がないなら、書けばいい」は同感です(笑)素晴らしい作品をありがとうございました♪ (2021年7月9日 23時) (レス) id: 40ecd32149 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:る い . | 作成日時:2020年3月29日 15時

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