#79 ページ31
っ、嘘でしょ、嘘でしょ…!!
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嘘でしょなんて言ってもあれは現実だ。
数分まで私はホソクの部屋にいて。
ホソクに告白された……
そしてキスの1歩手前……
あんなホソクの顔初めて見た。
もうこれからどんな顔してホソクに会えばいいの?!
.
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でも、何となくホソクが私に向けてくれる気持ちは分かってた。だけどこの心地よい関係でいたかったから。
気付かないフリをしていたんだ。
これはホソクにとってはただしんどいだけだったんだよな。結局私は自己満だ。
ホソクが気持ちを伝えてくれる時に言った
「ごめん、好きだよ」が忘れられない。
苦しそうにでも愛おしそうに私の事を見つめて。
この ごめん にホソクの思いが全て詰まってる気がした。
はぁ、なんでこんなにも私は不器用なんだろう。
心の中ではもう分かってる。
今私がしなくてはいけないこと。
" しっかりホソクの気持ちと向き合うこと "
,
何とか気持ちの整理ができ、ナムジュンに電話をする。
n「もしもし?A?」
「ナムジュン、お疲れ様」
n「うん、Aもね。ホソクのところ行ってくれてありがとう。」
「いえいえ、ホソクだいぶ顔色も良くなってたし、明日には復活出来そうだった。でも明日も無理しないようにちゃんと言っといてね笑」
n「そっか…良かった!本当にありがとう。
きつく言っておきます笑」
「うん、あとさ…」
n「A?」
「んー??」
n「何かあった……??」
「え…?」
n「いや、泣きそうな声してたから、」
「っ、ナムジュン心配しすぎだよ。私は大丈夫。」
n「…そう??別に掘り下げないけどさ、いつでも話聞くからね。」
「うん……さらんへ……」
n「わぁ、珍しい!はは。彼氏として当たり前だから、いつでも話して。」
「ありがとう。…お休みなさい。」
n「ん、お休み〜ゆっくり休んで。」
ナムジュンにはお見通しかぁ。
いやでも、ナムジュンにホソクに告白されたなんて言えるか??さすがにこれはお見通しじゃないよね?
いやいやいや、絶対言えない。
.
.
.
これからどうしようか。
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アヤ - すごくよかったです!! 「ナムジュンの小説がないなら、書けばいい」は同感です(笑)素晴らしい作品をありがとうございました♪ (2021年7月9日 23時) (レス) id: 40ecd32149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:る い . | 作成日時:2020年3月29日 15時