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「?!??!え、え??」
まぁキス……では無いかな。
お互いの唇が触れるほんの数秒前、
自分の手の平を唇と唇の間に挟む.
手の平越しのキスってやつ??
唇の感触が伝わってくる……
目をまん丸に見開いているAちゃん。
『びっくりした??さすがに好きでも、親友の彼女には手出さないよ。』
「び、びっくりするに決まってるじゃん…!
からかわないでっ!もう帰る……」
『からかってない。本気だよ。
これで俺の事少しは意識したでしょ?』
「もういい加減に、、そういうの困る!」
『俺は本気だから。』
「っ、いくらホソクでも。私の好きとホソクが私にくれる好きは違う……ホソクと同じ気持ちにはなれないよ。
落ち着いた方が良いよ。私もう帰るね。」
「あ…、冷蔵庫に熱さまシートとかゼリーとか補充してあるから……それ使って。またね、、、」
,
駆け足で俺のマンションを出ていくAちゃん。
なんで、こんな最低な事したのに、、
' またね ' なんて言ってくれるんだ。
それに、どこまで優しいの??
振られたのに、諦めがつかないじゃんか。
どうせだったらもう突き放してよ。
手の平を挟んだのも結局ナムジュンへの申し訳なさがあったからだろう。
親友の彼女だぞ?俺本当にどうしたんだよ。
君のことになると判断が鈍る。
.
.
.
ほんとは俺の隣で笑ってて欲しかった。
もっと俺で困ってよ. 意識してよ…
Aちゃんの視界にすら入れてないのかな,
俺は希望でも太陽なんかでもない。
__________ただの最低なずるい男だ。
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アヤ - すごくよかったです!! 「ナムジュンの小説がないなら、書けばいい」は同感です(笑)素晴らしい作品をありがとうございました♪ (2021年7月9日 23時) (レス) id: 40ecd32149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:る い . | 作成日時:2020年3月29日 15時