#76 ホソクside.1 ページ28
「もう帰るね」
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という優しい声が耳に入ってくる.
' 帰って欲しくない '
そう思ったのと同時に体は動いたみたいだ.
思わずAちゃんの腕を掴んでしまう。
あぁ、すごく困惑させちゃってる。
何してるんだろう、俺。
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体調不良で思ってたよりもしんどくなってしまい、1人ではどうしようも出来ないと悟ったとき。
1番に助けを求めたのがAちゃん。気付いたら自分自身の手でメッセージを送ったのは君だった。
俺も自分が理解出来ないんだ……
いや、多分理解してはいけない。
理解したくない、本当の気持ちを。
「どうしたの?」
と尋ねてくるAちゃん。
こんな状況でも俺の心配か、
別に俺の手を振り払っても良いのに。
君をみてると胸が高鳴るんだよ。
そして、胸が痛いんだ。
作詞した歌詞と同じ状況なんだ。
もう、自分では分かってる。
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これは恋。
君はsoleilのAちゃんなのに。
ただでさえ、触れてはいけない存在。
そしてなんとも神様は意地悪だ。
久しぶりに恋をしたんだっていうのに。
君は " 親友のナムジュンの彼女 "
作業室で初めてあった時から俺の入る隙間は無かったんだろう。あの時から2人の世界だったもんなぁ。
もし、あの時ナムジュンの背中を押さなかったらどうなってたんだろう?
もし、自分の恋心にもっと早く気付いていたら?
俺の隣で笑ってたのかな。
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教えてよ、神様 _______
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アヤ - すごくよかったです!! 「ナムジュンの小説がないなら、書けばいい」は同感です(笑)素晴らしい作品をありがとうございました♪ (2021年7月9日 23時) (レス) id: 40ecd32149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:る い . | 作成日時:2020年3月29日 15時