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「初めまして。北山宏光のマネージャー?みたいな役割をしている玉森と言います」
服を着て、2人がいるリビングへ向かうとすぐに私の目の前に来て丁寧に挨拶をしてくれた
ゆるい感じで笑うその笑顔はまるで天使みたいだった
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「初めまして。新城優愛です。さっきは大声出してごめんなさい」
「ほんとだよな。鼓膜破れるっつうの」
茶化した感じで言うみっくんを睨んでいるとと突然右手に温もりを感じる
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「先生から話は聞いたよ。大変だったね」
そう言いながら玉森さんは私の右手を優しく撫でてくれた
その優しさにまた涙が出そうになる
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「そういえば…先生ってなんですか?」
涙がこぼれそうなのを抑えて話題を変えた
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「先生は……いや北山宏光は結構有名な書道家なんだよ」
「しょ、書道家〜!?」
驚きすぎて涙なんか一気に引っ込んだ
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「なんでこんな人が!?……いてっ!」
みっくんにぽかっと頭を叩かれた
「こんなは余計だバカ。俺はこの業界なら知らない人はいないほど有名なんだぜ?」
めちゃくちゃドヤ顔してるみっくんをスルーして←
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「玉森さんはマネージャーさんなんですか?」
「はは、玉ちゃんでいいよ。…ん〜この人すぐサボるから俺は見張り役って感じかな。でも作品の交渉とかは全部俺がやってるから、マネージャーでいいか」
「作品の交渉……?」
「先生の作品は出来上がったって発表するとすぐに欲しがる人からの注文が殺到するんだ。だからあえて値段はつけずに一番高額で買ってくれる人を見極めて俺が売るって感じ。オークションと同じイメージかな」
こんなふわふわした感じの人がお金の管理をきっちりしてるなんてギャップがすごい
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「俺が管理しないと、この人なんも考えずに安値でポンポン売っちゃうんだよ」
「いいじゃんかよ。欲しがる奴がいるんだから」
「だ〜か〜ら〜。先生は自分の作品がどれほどの価値があるか分かってなさすぎるんだよ」
なんだかよくわかんないけど、みっくんがめちゃくちゃすごい人だっていうのは分かった
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「実際どーゆー人に売るんですか?」
「ん〜…その時によるけど、有名な老舗の日本旅館とか日本の文化が好きな海外セレブとか。先生のファンは何故かお金持ちが多いんだよね」
「へ〜……」
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なんかもう全てが異世界すぎて頭がついていかない
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時