45 北山side ページ45
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藤ヶ谷の家を出て、運転して帰りながらずっと考えていた。
藤ヶ谷が優愛のことを好きなのは多分本当だろう。
なら、俺も早く手を打たないといけない。
でもまさかあの藤ヶ谷がライバルとはな〜…
「もう!みっくん!!」
考え事をしていると突然、隣に座っていた優愛が怒り出した
「さっきからちゃんと話聞いてる!?」
「聞いてるよ」
「じゃあ、今さっき私はなんて言ってた?」
え、さっき…?
「……焼肉食べたい……?」
「んなこと言ってない!!」
あ、違ったか。
「もういい!」
さらに怒らせたみたいだ
……なにしてんだ俺。
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結局そのまま家に着いてしまった。
リビングに着いてからちゃんと謝ろうと思い、降りてすぐ中へと入った。
するとトタトタと小走りする音が後ろから聞こえたかと思うと、背中にぎゅっと何かが抱きついてくる
「……なに?」
「ごめんね…?話聞いてなかっただけで拗ねたりして…」
今にも泣きそうな声で謝る優愛
まじで俺めちゃくちゃかっこ悪いな…
「俺もごめんな。色々考え事してて話聞いてなくて」
そう言いながら振り向くとバーッと涙を流して今度は正面から抱きついてくる。
なんかもうその子供みたいな仕草が可愛くて愛しくてそのままキスをした
「ん…みっく…//」
いつもの流れで服を脱がそうとする……じゃない。これがダメなんじゃないか。
今さらだけど、この行為を受け止める優愛は少なからず自分が家政婦で俺の性 欲処理も仕事として捉えてるんじゃないのか?
「え…?」
俺が離れるとポカンとしている優愛。
「ごめん。」とだけ伝えて落ち着くために和室へと逃げ込んだ。
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優愛が俺のことをちゃんと好きになってくれるまで、抱くのはやめよう。
でなければ今の状態が続くだけ。
「ふぅ…」
でも耐えられっかな…
毎日アイツと一緒にいたら俺の我慢の限界がすぐに来る気がする
……なんならやっぱえ っちな店通うか?
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いや、優愛に知られたらそれこそ終わりだ。
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やっぱアイツには嫌われたくねぇな〜…
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なぁ優愛、早く俺を好きになれよ……
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時