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「藤ヶ谷さんの家すごかったね。さすが社長さんって感じ!」
「そうだな」
藤ヶ谷さんの家を出て、みっくんが運転する車で家へと向かっている
「そういえばね、パーティーで食べたドライフルーツのパウンドケーキが美味しくて、私も作ってみようかなって思って……」
「へー…」
さっきからずっとみっくんの返事が冷たい気がする。
私が話しかけても上の空っていうか…
「ね、みっくん。ちゅーしよっか」
「んー…」
ほら。いつもなら意地悪してきそうなのにスルーだよ?
「もう!みっくん!!」
「え、な、なに?」
突然大声を出した私に流石にびっくりしたらしい
「さっきからちゃんと話聞いてる!?」
「聞いてるよ」
「じゃあ、今さっき私はなんて言ってた?」
「……焼肉食べたい……?」
「んなこと言ってない!!」
……でも焼肉食べたくなってきちゃったじゃない←
「じゃあなに?」
「もういい!」
ぷいって窓の外を見るとはぁ…ってため息をつくみっくん
私って、いつからこんなめんどくさい女になっちゃったんだろ。
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「「……」」
とうとうお互い無言のまま家についてしまった。
車から降りてスタスタと家に入るみっくんの後ろ姿を見て、悲しくなる。
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「……なに?」
気づいたら私は追いかけてその背中に抱きついていた
「ごめんね…?話聞いてなかっただけで拗ねたりして…」
ドクンドクンと心臓が波打つ
「俺もごめんな。色々考え事してて話聞いてなくて」
振り返ったみっくんはいつものように優しく微笑んでくれた
「うぅ〜…ごめんねぇ…」
ぎゅーっと抱きつくと優しく頭をぽんぽんしてくれる。
そしてゆっくり顔をあげるとどちらからともなくキスをした
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「ん…みっく…//」
深くなるキスに合わせてみっくんが私の服を脱がそうとして……
と思ったら突然みっくんがバッと離れた
「え…?」
ポカンとしている私と気まずそうな顔をするみっくん
「ごめん。」
そう言ってあの和室に入ってしまった
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え、どゆこと?
何がごめんなの?なんで途中でやめたの?
私の頭の中ははてなマークだらけだ。
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「こんなの生殺しじゃんか…」
なんて私の声は届くはずもなく、大人しくご飯を作り始めることにした
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時