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「随分親しくなったんだな。藤ヶ谷と」
「え?別にそんなんじゃ…。あ、ほら藤ヶ谷さんが挨拶してるよ?」
壇上に上がった藤ヶ谷さんが閉会の挨拶をしている
しかし目の前のみっくんは私から目を逸らさない
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「好きなの?藤ヶ谷のこと」
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「いや、なんでそうなるの」
「腕組んでニヤニヤしてたじゃん。嬉しそうに」
「はー??ニヤニヤしながら女の子とイチャイチャしてたのはみっくんでしょ!」
「ニヤニヤなんかしてねぇよ!」
「してましたー!鼻の下びろ〜んって伸ばしてました〜!」
「なっ…それはお前だろ!」
「デレデレしちゃってバッッカみたい!」
ここで周りがシ〜ンとしていることに気付く
ハッと気づいた時にはもう遅く、周りの人がみんな私達をガン見していた。
……藤ヶ谷さんは壇上で肩を震わせながら笑いをこらえている
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「いやぁ、面白かったな〜」
パーティーが終わり、藤ヶ谷さんが他の人が帰るのを見送ってから集まる私達
「藤ヶ谷さん、ごめんなさい…挨拶してる時に騒いだりして…」
「いやいや、全然大丈夫だよ」
「もう!みっくんも謝りなよ!」
「…さーせん」
そっぽ向きながら謝るみっくんに怒ろうとすると、藤ヶ谷さんにまぁまぁとなだめられた。
…みっくんの方が年上なのに藤ヶ谷さんの方が大人じゃん。
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「この後はどうするの?北山はお酒飲んじゃったし、帰れないでしょ」
「俺らはその辺のラブホにでも泊まるわ」
「ちょっ…泊まらないから!///」
藤ヶ谷さんの前でなんてことをっ……///
「ふふ、俺の家が近いから2人ともおいでよ。来客用のベッドもあるからさ」
「え!お客さん用のもあるんですか!?」
「ちゃんとしたのではないよ?簡易的な折り畳み式のだけど…」
藤ヶ谷さんの家に泊まるのは申し訳ないけど、泊まらなければラブホ行き…。
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「「お邪魔しま〜す」」
結局藤ヶ谷さんにお世話になることにした。
みっくんはぶーぶーうるさかったけど、何とか丸め込んだ←
「どーぞ。ちょっと散らかってるかもだけど」
「うわぁ…ひろ〜い!!」
藤ヶ谷さんは予想通り、タワーマンションの最上階に住んでいて、ガラス張りの窓から見える都会の夜景は半端なく綺麗で見惚れてしまう。
部屋も綺麗に片付いていて、お洒落な家具が沢山並んでいる
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時