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「んん〜♪美味しいですこのケーキ!」
「うん、美味しいよね」
藤ヶ谷さんが教えてくれた小さなイチゴのショートケーキを食べると、ふわっとした甘いクリームとしっとりしたスポンジ、甘酸っぱいイチゴが口の中広がり、何とも言えない幸せな気持ちになった。
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「やっぱプロの方は違いますね。私も勉強しないと」
「ふふ、俺は優愛ちゃんが作るお菓子の方が好きだよ?」
「え…?//」
「なんていうかね、食べるとどこか懐かしいような温かい気持ちになるんだ。……きっと使ってる野菜や果物を作った農家さんや優愛ちゃんの気持ちがいっぱい込められてるからだろうね」
「そ、そそんな風に言っていただけるなんて……///」
「あ、ねぇねぇこのドライフルーツのパウンドケーキとかさ、優愛ちゃん作れそうじゃない?」
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藤ヶ谷さんが指さしたのは、ドライフルーツがたっぷり入っているパウンドケーキ
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「確かに…!私が作る量にも限界があるので、いただいた果物をどうしようか困ってたんですけど、ドライフルーツにすれば保存も長くできますよね」
現に今みっくんの家には大量の余った果物たちが置いてある
「うんうん、でもドライフルーツって難しいのかな〜……」
「かもしれないですね…。でも挑戦してみます!!」
「うん、それでこそ優愛ちゃんだ。お菓子のことになると一生懸命になるとこ、俺は好きだよ」
「えっ……///」
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え、今好きって言わなかった……?
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「よし、こっちも食べてみようか」
「あ、は、はい!//」
何事もなかったかのように美味しい〜ってパウンドケーキを頬張る藤ヶ谷さん
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さっきのはきっと気のせい…だよね。
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『社長、そろそろ閉会の挨拶を。』
「あ、ごめんごめん。じゃあ俺は行くね?」
2人で色んなデザートを食べていると秘書さんが呼びに来た
「はい!ありがとうございました」
藤ヶ谷さんを見送っていると目の前に立ちはばかる影
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「あ、みっくん」
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それは、いかにも不機嫌ですって感じでむすっとしたみっくんだった。
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時